双日は、全社標準の電子署名として、電子署名アプリケーション「DocuSign eSignature」を導入した。今後、各取引先との契約において、ドキュサインの電子署名を利用することにより、テレワークとペーパーレス化を推し進めてデジタルトランスフォーメーション(DX)を目指す。ドキュサイン・ジャパンが2021年4月22日に発表した。
双日は、DXを推し進める過程で、新規事業の創出や業務効率化の取り組みを強化している。テレワークのためのインフラ整備やペーパーレス化などだが、紙文書による従来の契約プロセスが障害となっていた。そこで、ドキュサイン・ジャパンの電子署名アプリケーション「DocuSign eSignature」を全社に導入することを決定した。
DocuSign eSignatureは、合意・契約の準備から署名捺印、実行、管理まで、合意・契約管理の一連のフローを管理する製品群「DocuSign Agreement Cloud」に含まれる。
電子署名の導入にあたって双日は、電子契約システムの取り扱いを新たな社内規程として定め、社員が電子署名を利用できる環境を整備した。電子帳簿保存法に準拠するため、既存のファイルストレージサービスとの連携などを行っている。
テレワークやペーパーレス化の促進では、ビジネスのスピードアップや業務プロセスの効率化も目指す。今回の電子署名の導入を機に、国内グループ会社や海外法人への展開も実施する考えである。