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KDDI、VMware稼働の専有型サーバー「Rackspace Private Cloud powered by VMware」を提供

2021年6月24日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

KDDIは2021年6月24日、クラウドサービス「KDDIクラウドプラットフォームサービス(KCPS)」の1メニュー「KCPSベアメタルサーバー」のオプションとして、VMware ESXi/vSANベースの仮想サーバーリソースを利用できる「Rackspace Private Cloud powered by VMware」をリリースした。物理サーバーとVMwareのミドルウェアの運用をKDDI、米Rackspace Hosting、アイレットの3社が代行する。月額制(料金は要問い合わせ)のマネージドサービスとして提供する。

 KDDIの「Rackspace Private Cloud powered by VMware」は、ユーザー専用のVMware仮想サーバー環境を運用サービスを含めて提供するIaaS型のマネージドサービスである。

 KDDIのデータセンターにユーザー専用のベアメタル(物理)サーバーを設置し、サーバー仮想化ソフトのVMware ESXi/vSANを用いて、これらの運用管理をユーザーに代わって代行する。ユーザーは、VMware環境で任意の仮想サーバーを切り出して運用できる(図1)。

図1:Rackspace Private Cloud powered by VMwareの概要(出典:KDDI)図1:Rackspace Private Cloud powered by VMwareの概要(出典:KDDI)
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 マネージドサービスであるため、ユーザーみずから物理サーバーの管理やVMwareミドルウェアの管理をする必要がない。運用は、KDDI、米Rackspace Hosting、アイレットの3社が代行する。また、日々の運用報告として、リソース利用状況や障害対応状況を月次でレポートする。物理サーバーのサポート期限が切れた際には新しい物理サーバーへの移行作業も担う。

 サービス提供の背景としてKDDIは、クラウド設計の自由度が高い専有型サーバーを利用するユーザー企業が増えている一方で、仮想化基盤の構築・運用を自社で行うことが難しい状況を挙げる。「マルチクラウドやハイブリッドクラウドといった異なる環境を運用していく上で、運用効率やエンジニアの確保などの課題が顕在化している」(同社)ことから、ベアメタルサーバーとVMwareミドルウェアのマネージドサービスの提供に至っている。

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