富士ソフトは2021年7月26日、更新プログラムの適用やIT資産管理などの運用管理サービスをセットにしたノートPCのレンタルサービス「デスクトップフルサービス」を発表した。同年8月2日から提供する。価格(税別)は、契約期間3年の場合、キッティングとサポート、IT資産管理などの基本サービスを含んで、A4ノートPCが月額3700円、B5ノートPCが月額3800円など。
富士ソフトの「デスクトップフルサービス」は、ノートPCのレンタルサービスである。更新プログラムの適用やIT資産管理などの運用管理サービスをセットにして提供することで、「クライアントPCのライフサイクルにおける全作業をワンストップで対応する」(同社)としている。
ハードウェアとソフトウェアのライフサイクル管理だけでなく、リモートワークの状況をオンラインで可視化する。同サービスの導入により、エンドユーザーは常に最新のOS環境でノートPCを利用でき、IT部門はリモートワークでエンドユーザーのクライアント管理が行える。
クライアントPCのレンタルと運用管理サービスを組み合わせた理由として同社は、テレワークの普及によってPCの導入や運用などの労力が増していることと、特に実作業が必要となるPCの調達や環境設定、日々発生するセキュリティプログラムの更新やOS更新などが課題になっていることを挙げる。
デスクトップフルサービスが提供するサービスの内容は以下のとおり。
- PCの選定・レンタル
- キッティング
- IT資産管理(PCデバイスの可視化)
- サポート
- 更新プログラム適用
- 働き方データ利活用(2021年10月提供予定)
- アプリケーションの非互換検証(2022年3月提供予定)
- リモート監視(2022年3月提供予定)
- サポート・SOC(2022年3月提供予定)
- その他(順次提供予定)
価格(税別)の例として、PCの選定・レンタル、キッティング、IT資産管理(PCデバイスの可視化)、サポートの4つのサービスを利用する場合、3年契約でA4ノートPCが月額3700円、B5ノートPCが月額3800円。この場合のノートPCのスペックは、CPUがCore i5-10210U、メモリーが8GB、ストレージが256GBのSSDとなる。