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ブラザー工業、間接費の管理基盤を拡充、紙で受領した請求書をAI-OCRで自動入力

2021年7月27日(火)IT Leaders編集部

ブラザー工業は、間接費の管理基盤として、以前から利用していた経費精算クラウド「Concur Expense」に加えて、請求書管理クラウド「Concur Invoice」を新たに採用した。インフォマートの「BtoBプラットフォーム 請求書」とファーストアカウンティングの「Remota」を連携させて請求書の電子化を図る。コンカーが2021年7月26日に発表した。

 ブラザー工業は、間接費の管理基盤として、以前から利用していた経費精算クラウド「Concur Expense」に加えて、請求書管理クラウド「Concur Invoice」を新たに採用した。「BtoBプラットフォーム 請求書」も利用することで、紙で受け取った請求書を電子化する。また、「Remota」により、請求書をAI-OCR(光学的文字認識)で読み取って自動入力する。

 システムの導入によって、担当者が手動でデータを入力する必要がなくなる。さらに、請求内容と支払先の確認だけで請求書を処理できるようになる。これにより、請求書処理業務の省力化を図れる。ブラザー工業は、2022年2月を目途に、社員3800人を対象に導入する予定である。

 背景としてコンカーは、テレワークのニーズが増加する中で紙の書類やハンコといったアナログ業務の存在が課題になっている状況を挙げる。一方で、「電子帳簿保存法の改正やインボイス制度の施行が予定されるなど、『請求書の電子化』に向けた動きが活発化している」(同社)という。

 インフォマートのBtoBプラットフォーム 請求書は、請求書発行の電子化に加えて、受け取った請求書も電子化して管理するクラウドサービス。経理業務にかかるコストと手間を改善する。電子帳簿保存法に対応しており、同業務のペーパーレス化/テレワーク化を図る。

 ファーストアカウンティングのRemotaは、メールやオンラインストレージ経由でアップロードした請求書の画像をAI-OCRで読み込み、経費のタイプなどを判定してクラウドサービスに取り込む機能を提供する。RemotaとConcur Invoiceを連携させることによって、請求書データを手動で入力する必要がなくなる。請求書処理業務を効率化する。

 ブラザー工業が以前から利用するSAP Concurは、出張・経費・請求書管理を統合したサービスを提供するクラウドサービス。SAP Concurのモバイルアプリケーションは、社員の出張の際、経費を自動で入力し、請求書の承認を自動化する。また、AIを使ってリアルタイムのデータを統合・分析することで、支出管理の効率化を図る。

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