Sansanは2021年8月11日、クラウド請求書受領サービス「Bill One」とコンカーのクラウド請求書管理サービス「Concur Invoice」の連携を発表した。請求書の受け取りから支払申請・承認まで、一連の請求書業務を電子化する。
Sansanの「Bill One」は、取引先が発行した請求書のオンライン受領・管理サービスである。請求書の受け取りとデータ化を代行する。AI-OCR(光学文字認識)とオペレーターによる文字入力を併用により、請求書の情報を99.9%の精度でデータ化するとしている(関連記事:Sansan、請求書の受け取りとデータ化を代行するクラウドサービス「Bill One」を発表)。
今回、Bill Oneの外部サービス連携機能を拡充し、新たにコンカーの請求書管理サービス「Concur Invoice」との連携をサポートした。Bill Oneでオンライン受領・データ化した請求書情報をConcur Invoiceに送付し、Concur Invoice上で自動でデータ入力できるようにしている(図1)。
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Concur Invoiceのユーザーは、これまでは紙で届いた請求書をスキャンした後に、Concur Invoiceにアップロードする必要があった。今回のBill Oneとの連携によって、請求書の受け取りから支払申請・承認まで、請求書の受取にかかる業務のすべてをオンラインで完結できるようになった。
支払金額、支払期日、支払方法、請求書の証憑など、支払申請時に必要な情報を自動でデータ化する。申請者の入力にかかる工数の削減に加えて、入力ミスも抑制する。
なお、今回のBill Oneの機能連携は、弥生会計、勘定奉行クラウド、kintoneに続く4つ目の連携となる。