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JCB、年間4万件を超える請求書の受領を電子化、取引先への導入を段階的に拡大

2021年8月12日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

国際カードブランドを運営するジェーシービー(JCB)は、請求書電子化クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」の採用を決定した。取引先企業から受け取る請求書情報を社内システムに入力する手間を軽減する。今後、段階的に取引先への導入を推進・拡大する予定。同サービスを提供するインフォマートが2021年8月12日に発表した。

 ジェーシービー(JCB)は、国際カードブランドを運営するクレジットカード会社である。同社は紙を中心とした旧来の業務プロセスからの脱却を目指し、請求書の発行・受領を電子化するクラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」の導入を決定した。同サービスはインフォマートが提供している。

 JCBでは、年間で4万件を超える紙中心の請求書が、月初めに集中して届く。これらを社内システムに入力するのに多大な作業を要していた。また、国内の企業でテレワークが普及し、同社の取引先からも請求書の電子化について相談を受けることが増えていたという。

 BtoBプラットフォーム 請求書は、請求書の発行の電子化に加えて、その受領や支払金額の通知など、各種の請求処理業務をデータ化するクラウドサービス。ペーパーレス化と経理のテレワーク化を実現する。インフォマートによると、2021年7月現在で60万社が利用している。

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