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リンク、自社のメール配信を診断する「迷惑メールスコアリング」に新版、診断項目を拡張

2021年8月24日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

リンクは2021年8月24日、迷惑メール判定サービス「迷惑メールスコアリング」の新版を発表した。自社で配信するメールが受信先で迷惑メールとみなされてしまうかを事前に判定する。新版では、診断項目を増やしたほか、メールが届くかどうかを実際に確認する対象としてMicrosoft Outlookなどを追加している。

 リンクの「迷惑メールスコアリング」は、自社で配信するメールが受信先で迷惑メールとみなされてしまうかを事前に判定するサービスである。配信の前に、迷惑メールと判断される要因や問題点を把握できる。送信ドメイン認証などネットワーク面の整備状況のほか、メール本文の解析なども実施する。

 自社で配信したメールが迷惑メールとみなされる要因はさまざまあり、新版では、診断項目を増やすことで対処している。具体的には、DNS設定が正しいか/ドメインがブラックリストに登録されていないか/メール固有のメッセージIDが登録されているかなどを診断するようにした。

 加えて、特定プロバイダーのメールボックスにメールが到達するかをチェックする機能を強化し、対象プロバイダーを増やしている。国内携帯キャリア3社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)、Gmail、iCloud、Yahoo!メールに加えて、Microsoft OutlookおよびHotmailについても確認できるようにした。

 診断項目の拡張に伴い、オプション「改善アドバイス」も拡充している。例えば、送信元SMTPサーバーのIPアドレスが国内のものではない場合、DNS設定に不備がある場合、利用しているドメインがブラックリストに登録されている場合などでアドバイスを表示する。

 アカウント数や診断結果の保管数(世代)に応じて3つのプランを用意した。価格(税別)は、「SILVER」プラン(1アカウント、診断結果補完数は5世代)が月額9000円、「GOLD」プラン(2アカウント、同15世代)が月額3万4000円、「PLATINUM」プラン(5アカウント、同25世代)が月額5万9000円。3プランとも初期費用が別途5万円かかる。無料の「TRIAL」プランも用意している。

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