ウイングアーク1stは2021年9月13日、帳票配信サービス「invoiceAgent TransPrint」の新版を発表した。PDFファイルで出力した帳票を取引先企業などに配信・郵送するクラウドサービスである。新版では、帳票を受け取る企業がOCR(光学文字認識)で読み取った帳票データをCSVデータの形でダウンロードできるようになった。
ウイングアーク1stの「invoiceAgent TransPrint」は、PDFファイルとして出力した帳票を、取引先企業に対してWebで配信・郵送するクラウドサービスである(関連記事:PDF帳票をWeb配信・郵送するサービス「SVF TransPrint」を強化、CSVで配信先を一括更新)。2021年8月に旧名称「SVF TransPrint」から新名称「invoiceAgent TransPrint」にリブランドしている。
新版では、invoiceAgent TransPrintを介して帳票を受け取った企業の利便性を高める機能として、OCRで読み取った帳票データを、CSVデータの形でダウンロードできるようにした。CSVデータの形で帳票データを受け取れるので、基幹システムへのデータ入力が容易になる。帳票イメージを目視で確認しながら手動でデータを登録しなくて済むようになる(画面1)。
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メールアドレス収集サイトや受信者サイトのUIにおいて多言語対応を強化した。UIを次の24言語に翻訳できるようにした(日本語/英語/中国語簡体字/中国語繁体字/チェコ語/ドイツ語/ギリシャ語/スペイン語/フランス語/ヒンディー語/インドネシア語/イタリア語/韓国語/マレー語/ミャンマー語(ビルマ語)/オランダ語/ポーランド語/ポルトガル語/ルーマニア語/ロシア語/タミル語/タイ語/トルコ語/ベトナム語)。これまでは日本語、英語、中国語の3言語への対応だった。
このほか、帳票配信企業向けにログの出力機能を強化した。配信確認画面からメール配信ログをCSVデータとして出力できるようにしている。