スノーフレイクは2021年10月15日、クラウド型データウェアハウス(DWH)「Snowflake」の新たなサービス提供拠点として、Microsoft Azureの東日本リージョンを追加したと発表した。日本国内では、AWS東京リージョンに次いで2拠点目となる。ユーザーは、国内拠点としてAWSとAzureの2つの稼働基盤を利用できるようになった。
スノーフレイクの「Snowflake」は、米Snowflakeが開発したクラウド型データウェアハウス(DWH)サービスである。AWS(東京リージョンを含む)、Microsoft Azure、Google Cloudの各クラウドサービスを稼働基盤にして利用する(関連記事:クラウドDWH「Snowflake」が初の国内リージョン対応、AWS東京リージョンで利用可能に)。
Snowflakeのアーキテクチャ上の特徴は、データを格納するストレージと、DWHのクエリーを実行するサーバー(仮想ウェアハウス)を、独立したリソースとして分離している点にある。データをストレージで一元管理しながら、個々のアプリケーション単位でDWHを構築でき、負荷状況に合わせてサーバーとストレージのそれぞれを独立して拡張することができる。
今回、国内のサービス提供拠点にAzure 東日本リージョンを追加した。AWS東京リージョンに次いで2拠点目となる。ユーザーは、AWSとAzureについてそれぞれの国内リージョンを選ぶことができる。
「今回のAzure 東日本リージョンの追加により、マルチクラウド環境によるデータ分析基盤構築を目指す組織や企業