伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とCTCテクノロジー(CTCT)は2021年11月24日、デスクトップ仮想化基盤(VDI)/DaaS「Citrix Cloud for Azure Virtual Desktop」の性能監視サービスを提供開始した。レスポンスの遅延を含めた性能低下の原因を特定し、改善策を提案し、VDIの安定運用を総合的に支援する。販売目標として3年間で30件を掲げる。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とCTCテクノロジー(CTCT)は、Citrix CloudとAzure Virtual Desktop(AVD)を組み合わせたデスクトップ仮想化基盤(VDI)/DaaSの「Citrix Cloud for Azure Virtual Desktop」の性能監視サービスを提供開始した。レスポンスの遅延を含めた性能低下の原因を特定し、改善策を提案し、VDIの安定運用を総合的に支援する。
Citrix Cloud for Azure Virtual Desktopで運用するITリソースの利用状況を可視化し、性能の改善を支援する。性能分析には、ITリソースに監視エージェントを配備して利用状況を可視化する米Lakeside Softwareの「SysTrack」を活用する。性能低下の原因を特定し、必要な対策を提案する。
CTCは、2005年からシンクライアントやVDI/DaaSを自社で導入し、ユーザーにも提供してきた。近年は、Citrix Cloud for Azure Virtual Desktopを中心に、VDIの導入と普及に注力している。一方、CTCテクノロジーは、ITシステムの保守サポート、運用サービス、教育サービスなどを提供している。CTCテクノロジーがシステム監視サービスで蓄積したノウハウと合わせて、今回の性能監視サービスを開発した。
背景について両社は、テレワークのためのシステム基盤の1つとしてVDIを導入企業が増えていることを挙げる。「VDIは、障害が発生した場合、多くのユーザーや業務に影響が広がる。サーバーやネットワークなどのITリソースの利用状況を常に監視し、障害を未然に防ぐ施策が求められる」(両社)。
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