三菱UFJ銀行、BusinessTech、NTTデータ、セールスフォース・ドットコムの4社は2021年12月28日、経営課題や社会課題を起点とした新たな総合金融サービスの提供に向けて検討を開始した。4社の製品・サービスやノウハウを利用する。これまで金融機関が提供してきた金融サービスに、ESG(環境・社会・ガバナンス)や地域創生といった社会課題の解決に役立つ非金融サービスをあわせて提供する。
三菱UFJ銀行、BusinessTech、NTTデータ、セールスフォース・ドットコムの4社は、経営課題や社会課題を起点とした新たな総合金融サービスの提供に向けて検討を開始した。4社の製品・サービスやノウハウを利用する。これまで金融機関が提供してきた金融サービスに、ESG(環境・社会・ガバナンス)や地域創生といった社会課題の解決に役立つ非金融サービスをあわせて提供する。
4社のノウハウや製品・サービスを利用する(表1)。具体的には、三菱UFJ銀行の法人顧客基盤(約120万社)と非対面チャネル拡充ノウハウ、BusinessTechの金融機関向けコンサルティングサービス「ビジクル」、NTTデータの法人顧客向けポータルサイト「BizSOL_Square」、セールスフォース・ドットコムの金融機関向けCRM(顧客関係管理)システム「Salesforce Financial Services Cloud」などを使う。
企業名 | 提供するノウハウ、強み |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 約120万社の法人顧客、非対面チャネル拡充のノウハウ |
BusinessTech | ビジネス問題を解決する基盤サービス「ビジクル」 |
NTTデータ | 総合サービスチャネル提供基盤「BizSOL_Square」 |
セールスフォース・ドットコム | Salesforceの金融機関向けCRM(顧客関係管理)サービス「Salesforce Financial Services Cloud」 |
新たな総合金融サービスの狙いについて4社は、「企業が抱える様々な経営課題や社会課題に対する製品・サービスを一括して提供する基盤を構築する」と説明する。幅広い企業に利用してもらえるように、三菱UFJ銀行以外の金融機関からの提供も検討している。また、4社のノウハウや強みを融合させることで、総合金融サービスを提供する金融機関自身のデジタル変革も支援する。