戸田建設(東京都中央区)は、基幹システムをクラウドに移行している。データセンターのVMware環境から、クラウド上のVMware環境「Oracle Cloud VMware Solution」への移行である。必要なスキルを自社で習得し、環境構築に取り組んでいる。移行は段階的に開始しており、2022年度内に完了する予定。移行を支援している日本オラクルが2022年1月27日に発表した。
戸田建設は、2019年度から2022年度にかけて、基幹システムの再構築に取り組んでいる。単一のデータセンターに設置したVMware環境から、クラウド上のVMware環境「Oracle Cloud VMware Solution」への移行である。移行は段階的に開始しており、2022年度内に完了する予定である(図1、関連記事:日本オラクル、Oracle Cloud上でVMware環境を提供する「Oracle Cloud VMware Solution」を開始)。
図1:「Oracle Cloud VMware Solution」の構成図(出典:日本オラクル)拡大画像表示
Oracle Cloud VMware Solutionは、オンプレミスのVMware環境と同等の環境をOracle Cloud Infrastructure(OCI)上で実現するサービスである。OCIのベアメタルサーバー上でVMwareの仮想化ミドルウェアを動作させて提供する。VMware環境を現在使っているユーザーは、既存のソフトウェア、スキルセット、ツールを、そのままOracle Cloud VMware Solutionでも活用可能である。
クラウドに基幹システムを移行する狙いは、社内システムの内製化に向けたレガシーシステムのモダナイゼーションの推進、コスト削減、開発スピードの向上、より高度な自動化/API化など。戸田建設では、移行とクラウドの運用に必要なスキルを自社で習得し、クラウド上での環境構築に取り組んでいる。
VMware環境のクラウド移行に際し、日本オラクルの移行支援サービス「Oracle Cloud Lift Services」を活用した。同サービスでは、移行ツールを提供するとともに、単一の窓口を介して、日本オラクルのエンジニアによる技術サービスを提供する(関連記事:日本オラクル、システムのクラウド移行を無料で支援する「Oracle Cloud Lift Services」)。
戸田建設 / Oracle Cloud VMware Solution / Oracle / クラウド移行 / Oracle Cloud / 建設
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