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戸田建設、基幹システムをOracle Cloud上のVMware環境に移行

2022年1月27日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

戸田建設(東京都中央区)は、基幹システムをクラウドに移行している。データセンターのVMware環境から、クラウド上のVMware環境「Oracle Cloud VMware Solution」への移行である。必要なスキルを自社で習得し、環境構築に取り組んでいる。移行は段階的に開始しており、2022年度内に完了する予定。移行を支援している日本オラクルが2022年1月27日に発表した。

 戸田建設は、2019年度から2022年度にかけて、基幹システムの再構築に取り組んでいる。単一のデータセンターに設置したVMware環境から、クラウド上のVMware環境「Oracle Cloud VMware Solution」への移行である(関連記事日本オラクル、Oracle Cloud上でVMware環境を提供する「Oracle Cloud VMware Solution」を開始)。移行は段階的に開始しており、2022年度内に完了する予定である。

 Oracle Cloud VMware Solutionは、オンプレミスのVMware環境と同等の環境をOracle Cloud上で実現するサービスである。Oracle Cloudのベアメタルサーバー上でVMwareの仮想化ミドルウェアを動作させて提供する。VMware環境を現在使っているユーザーは、既存のソフトウェア、スキルセット、ツールを、そのままOracle Cloud VMware Solutionでも活用可能である。

 クラウドに基幹システムを移行する狙いは、社内システムの内製化に向けたレガシーシステムのモダナイゼーションの推進、コスト削減、開発スピードの向上、より高度な自動化/API化など。戸田建設では、移行とクラウドの運用に必要なスキルを自社で習得し、クラウド上での環境構築に取り組んでいる。

 VMware環境のクラウド移行に際し、日本オラクルの移行支援サービス「Oracle Cloud Lift Services」を活用した(関連記事日本オラクル、システムのクラウド移行を無料で支援する「Oracle Cloud Lift Services」)。同サービスでは、移行ツールを提供するとともに、単一の窓口を介して、日本オラクルのエンジニアによる技術サービスを提供する。

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