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オラクル、OCI上でVMware環境を提供する「Oracle Cloud VMware Solution」をリリース
2020年8月17日(月)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)
米オラクルは2020年8月6日(米国現地時間)、OCI上でVMware環境を提供する「Oracle Cloud VMware Solution」の提供を開始したと発表した。オンプレミスのVMware環境と同等の環境をクラウドで提供する。ユーザー環境にOCIリージョンを構築する「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」を含む全リージョンで利用できる。日本オラクルが同年8月17日に国内で発表した。
オラクルの「Oracle Cloud VMware Solution」(図1)は、パブリッククラウドのIaaSであるOracle Cloud Infrastructure(OCI)のベアメタルサーバー上でVMwareの仮想化ミドルウェアを動作させて提供するサービスである。ミドルウェアはVMware Cloud Foundationをベースとしており、VMware vSphere、NSX、vSANなどをフルスタックで提供する(関連記事:VMware環境のOracleソフトを正式サポート、Oracle Cloudで稼働するVMware環境も販売)。

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ユーザー企業は、オンプレミスのVMware環境と同等の環境を、OCIに用意できる。状況に応じて、既存のオンプレミス環境とOCIの間で、業務システムのワークロードを柔軟に移行できる。VMware環境を現在使っているユーザーは、既存のソフトウェア、スキルセット、ツールを、そのままOracle Cloud VMware Solutionでも活用できる。
サーバーは、最小構成3ノード(156コア)からスタートできる。1クラスタあたり最大64ノードまで拡張できるほか、同一の環境で複数のクラスタを稼働できる。利用環境として、すべての商用リージョンと、ユーザー環境にOCIリージョンを専用構築する「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」で利用できる。
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