日立製作所は2022年2月1日、高可用性クラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO」(NEC製)を販売開始した。サーバーの稼働状況を監視し、障害を検知した場合には健全なサーバーに業務を自動で引き継ぐミドルウェアである。日立の運用ノウハウと組み合わせて提供する。システム障害発生時は日立がワンストップで窓口となって対応し、必要に応じてNECと連携のうえで問題解決を支援する。
日立製作所がNECのHA(高可用性)クラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO」を販売する。複数のサーバー機をクラスタリング構成した状態で、ハートビート(死活監視)の応答によってサーバーの状態を監視する(関連記事:サイバートラスト、クラスタリングソフト「MIRACLE CLUSTERPRO X」新版、遠隔ミラーリング通信を暗号化)。
HAクラスタリングでは、ハートビート(死活監視)の応答が途絶えると、システムが停止したと見なし、別のサーバーで処理を引き継ぐ。バックアップとなるサーバーがあることから、サーバーがシステム障害によって機能を停止してもサーバー機能を継続できる。なお、クラスタリング構成をとらずに、OSやアプリケーションの再起動でサービスを継続する使い方も可能である。
日立はCLUSTERPROを、自社の運用ノウハウと組み合わせて提供する。高可用性クラスタリングによってサーバー障害時に別のサーバーで処理を引き継ぐが、それでも障害が発生した時は、日立がワンストップで窓口となって対応し、必要に応じてNECと連携のうえで問題解決を支援する。