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サイバーフォートレス、透かし文字による漏洩対策「ScreenWatermark」に新版、特定URLで表示

2022年2月21日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバーフォートレスは2022年2月21日、透かし文字表示ソフトウェア「ScreenWatermark」(開発元:米xSecuritas)をバージョンアップした。ウォーターマーク(透かし文字)をWindows PCの画面に表示することによって、画面キャプチャやスマートフォンでの撮影といった情報漏洩につながる行為を抑止するソフトウェアである。新版では、Webブラウザ画面において、特定のURLを参照している際に透かし文字を表示できるようにした。

 ScreenWaterMarkは、ウォーターマーク(透かし文字)をWindows PCの画面に表示することによって、画面キャプチャやスマートフォンでの撮影といった情報漏洩につながる行為を抑止するソフトウェアである(関連記事透かし文字をPC画面に表示して情報漏洩を抑止、サイバーフォートレスの「ScreenWaterMark」)。

 管理対象のWindows(Windows 7以降およびWindows Server 2008 R2以降)に専用のエージェントソフトウェアをインストールして運用する。エージェントソフトウェアは、管理用パスワードを入力しないと終了/削除できない仕組みである。インストール後は、利用しているアプリケーションやスケジュールなどの条件に応じて、画面上に透かしを表示する。

図1:特定のURLを参照している時に限ってWebブラウザ上に透かしを表示できるようにした(出典:サイバーフォートレス)図1:特定のURLを参照している時に限ってWebブラウザ上に透かしを表示できるようにした(出典:サイバーフォートレス)
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 今回の新版では、特定のURLを参照している時に限ってWebブラウザ上に透かしを表示できるようにした(画面1)。機密情報が画面に表示されるWeb型の業務システムやSaaSアプリケーションを透かしで守りつつ、通常のWebアクセス時には透かしを出さない運用が可能になった。Windows上のほぼすべてのWebブラウザ(Chrome、Chromium、Internet Explorer、Firefox、Opera)で同機能が使える。

 従来も、特定のアプリケーションを使っている時に限って透かしを表示する運用がとれていたが、Web型の業務システムも通常のWebアクセスもともにWebブラウザを使うという問題があった。Web型の業務システムを透かしで守ろうとした場合、何の問題もないWebページを参照している時も透かしが出てしまっていた。

 なお、ScreenWaterMarkでは、利用するアプリケーションに応じた表示制御だけでなく、スケジュールに応じても表示を制御できる。1週間のうち表示する曜日や時間を指定する運用や、日付や期間を指定して一定期間表示する運用がとれる。

 透かしとして表示する情報は、任意の文字列、日付や時間、ユーザー名/IPアドレスなどの固有情報、画像、などである。フォント、サイズ、表示位置、角度、透明度、色、点滅表示などを自由に設定可能である。画像は、4種類のファイル(GIF、JPG、PNG、BMP)のいずれかを表示する。

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