丸紅は、商品企画・提案から納品までの情報を一元管理し、業務やコミュニケーションの効率化を進めることを目的に、ファッション向け製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェア「Centric PLM」の導入を決定した。Centric PLMの開発会社である米Centric Softwareが2022年4月5日に発表した。
丸紅は、ライフスタイル分野において、主にアパレル、フットウェアなどのOEM・ODM事業、さらに消費者向けの直販ビジネスを行っている。これまで丸紅は、本社やグループ会社、アパレルメーカー、フットウェアメーカー、サプライヤーといった取引先との間で、多種多様な情報をやりとりしながら商品化を進めてきた。
ところが、情報はメールやチャットなどで共有していたほか、各組織によって管理フォーマットや手法が異なっていた。このため、「進捗状況の確認や集計に、多くの時間と手間を費やさなくてはならなかった」(丸紅)。こうした背景の下、商品の企画・提案、生産管理、納品管理のプロセス全体で情報の一貫性を保つことを目的に、製品ライフサイクル管理(PLM)の導入を決めた。
Centric PLMを導入することによって丸紅は、商品企画・提案から納品までの情報を一元管理し、業務やコミュニケーションの効率化を進められるようになるとしている。取引先との間で情報を一元管理することによって、商品企画力や提案力の向上、およびプロセス全体における業務時間の短縮を目指す。
丸紅では、Centric PLMの評価ポイントとして、標準機能が充実していることと、ファッション業界における知見とコンサルティング実績が豊富なことを挙げている。