[事例ニュース]
コシダテック、複数業種にまたがるグループ各社の会計業務を標準化
2022年4月8日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
技術商社のコシダテック(本社:東京都港区)は、会計業務の標準化による業務効率・業務品質の向上を目的に、会計業務アプリケーションパッケージ「HUE ACシリーズ」の導入を決定した。HUE ACシリーズを開発・販売するワークスアプリケーションズ・エンタープライズが2022年4月7日に発表した。
技術商社のコシダテックは、会計業務を標準化するため、会計業務アプリケーションパッケージ「HUE ACシリーズ」の導入を決定した。まずは主要2社で導入を開始し、その後にグループ全体に展開していく。グループ全体の会計業務を標準化することで、業務効率と品質の向上を目指すとともに、将来的には人材活用・交流の活性化にもつなげる予定である。
コシダテックは、自動車関連の販売サポート・アフターサービス事業、半導体・電子デバイスの販売・技術支援事業、モバイル・自動車用品・自動二輪関連製品のリテール事業、セキュリティ・IoTサービス事業などを営む技術商社である。国内15社、海外13社のグループ会社があり、事業をグローバルに展開している。
コシダテックはこれまで、グループ内で会計システムが統一されていなかった。このため、業務フローが各社ごとに異なり、属人化していた。そこで、業務システムの導入によってグループ全体で業務を標準化することを検討したが、業種ごとに異なる商習慣や会計業務をすべて満たすシステムが求められていた。特に、債権債務業務においては、商社独自の複雑な管理に対応する必要があったという。
こうした中、業種・業態を問わず、多様な業務要件や商習慣を標準機能として取り込んできた業務網羅性の高さを評価し、会計業務アプリケーションパッケー「HUE ACシリーズ」の導入を決定した。「カスタマイズせず、パッケージ標準に業務を合わせていくコシダテックの方向性と合致している」(コシダテック)と評価している。
今回、コシダテックが採用したのは以下の4製品である。
- 財務会計・管理会計「HUE Financials & Strategy」
- 債務管理「HUE Accounts Payable」
- 債権管理「HUE Accounts Receivable」
- 財務・資金管理システム「HUE Treasury」