トランスコスモスは2022年4月18日、在宅コンタクトセンター運用管理ツール「Jasmy Secure PC forコンタクトセンター」を発表した。トランスコスモスとジャスミーが共同で開発した。オペレーター端末の稼働状況やパフォーマンスのダッシュボード機能とセキュリティ監視機能で構成する。
トランスコスモスの「Jasmy Secure PC forコンタクトセンター」は、在宅コンタクトセンターの運用管理ツールである(画面1)。オペレーター端末の稼働状況やパフォーマンスをダッシュボードで可視化する機能と、セキュリティ監視機能で構成する。
拡大画像表示
各オペレーター端末の稼働状況やパフォーマンスを自動的に収集し、ダッシュボードで可視化する。「何を行っているか見えやすく」することによって、在宅勤務者に対する適正な評価を支援する。検索サイトやアプリケーションの閲覧時間、キーストローク回数などをもとに、定量的にパフォーマンスを分析する。
在宅などのリモート勤務で発生するセキュリティ懸念への対策として、各種のセキュリティ機能を提供する。例えば、「ネットワークアクセス制御」「労務時間外の勤務アラート」「システム管理者端末から各オペレーター端末へのコマンド送信によるPC制御」「PC操作履歴の追跡」「ソフトウェアのアップデート状況の一元管理」などである。
端末から収集・蓄積するデータは、ブロックチェーンを活用したデータ基盤で分散管理する。端末の操作履歴や本人認証といった機密情報のハッシュ値を管理して、これらの改竄を防ぎ、データの信頼性を担保する。
トランスコスモスは2021年から同ツールの技術検証を実施してきた。すでに約300席に試験導入しており、マネジメント管理やセキュリティ対策に効果が出ているという。