ネットワールドは2022年4月20日、EDGEMATRIX(東京都渋谷区)が提供する映像エッジAI製品群の販売を開始した。最初の提供として「遠隔監視」「施設防犯」「混雑案内」の3パッケージを販売開始した。ネットワールドは、パッケージ製品の販売に加えて、導入コンサルティング、IPカメラやエッジコンピュータの設置作業、技術支援までを提供する。
EDGEMATRIXは、映像分野のエッジAI製品ベンダーである。カメラ映像を現場でAI処理可能なGPU搭載エッジコンピュータ「Edge AI Box」、それを遠隔管理・制御する「EDGEMATRIXサービス」、これらを活用する各種エッジAIアプリケーションを開発・提供している(図1)。
図1:ネットワールドが販売する映像エッジAI製品の概要(出典:ネットワールド)拡大画像表示
名称のとおり、エッジコンピューティングモデルのデータ処理を特徴としている。非圧縮の高精細映像を分析することで認識率を向上させているほか、ネットワーク遅延の影響がなく、リアルタイムな処理を可能にしている。クラウドにはAI分析した結果だけを転送することで、転送量と通信コストを抑える。映像そのものを送らないため、プライバシーも保護する。
今回、ディストリビューターとなったネットワールドは、EDGEMATRIXの映像エッジAIアプリケーションの中で、特にニーズの高いアプリケーションを、IPカメラおよびEdge AI Boxとセットで提供する。 AIアプリケーションとEDGEMATRIXサービスは年額制で、IPカメラとEdge AI Boxは買い取り型で販売する(表1)。
| パッケージ名 | 参考価格 | パッケージの内容 |
|---|---|---|
| 「遠隔監視」パッケージ | 69万円 | 屋外エリアや施設など遠隔地を監視できるIPカメラとEdge AI Boxがセットになった基本パッケージ(基本パッケージにはAIアプリケーションは含まれない) |
| 「施設防犯」パッケージ | 93万円 | 不審者を見つけた場合に、関係者に即時通報する。通知を受けた関係者は、遠隔監視によって適切に対処できる |
| 「混雑案内」パッケージ | 150万円 | 人の混雑状況をリアルタイムに把握し、密集・密接回避に活用できる。オリジナルマップで可視化することで、ユーザーに混雑回避の行動を促す。映像は録画せず人数データだけを取得する |
ネットワールド / EDGEMATRIX / 画像分析 / ディープラーニング / GPU
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