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アルペン、店舗POS/EC連携の受注管理システムを内製開発、kintoneで2カ月5人月

2022年4月25日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アルペン(愛知県名古屋市)は、社内システムの内製化を2019年から進めている。システム内製化の基盤として、ローコード開発ツール「kintone」を採用。2022年2月には、全国店舗のPOSシステムとEC系基幹システムを連携させた受注管理システムをkintoneを用いて約2カ月/5人月で構築した。kintoneを提供したサイボウズが2022年4月25日に発表した。

 アルペンは2022年2月、全国店舗のPOSシステムとEC系基幹システムを連携させた受注管理システムを構築し、稼働をスタートした。ローコード開発ツール「kintone」で内製し、2カ月/5人月程度で構築した。「数千万円かけてフルスクラッチで構築するようシステムと同等の機能を、低コストかつ短納期で構築した」(サイボウズ)という(図1)。

図1:アルペンがkintoneで内製構築した、全国店舗のPOSシステムとEC系基幹システムをつなぐ受注管理システムの概要。同システムは、2カ月、5人月程度で構築した(出典:アルペン)図1:アルペンがkintoneで内製構築した、全国店舗のPOSシステムとEC系基幹システムをつなぐ受注管理システムの概要。同システムは、2カ月、5人月程度で構築した(出典:アルペン)
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 受注管理システムは、オンライン(ECサイト)とオフライン(実店舗)を融合するOMO(Online Merges with Offline)施策の一環として構築した。予約購入品を自宅で受け取る仕組みと、ECサイト(アルペンPayPayモール店)で購入した商品を店頭で受け取る仕組みを構築した。

 購入品を自宅で受け取る仕組みの流れはこうである。店舗に商品在庫が無い場合や、顧客が自宅への配送を希望する場合に、店舗のスタッフが専用のECサイトで注文する。注文情報は、kintoneで構築した受注管理システムに連携する。これをレジ(POSシステム)で呼び出して会計する。代金の支払い完了をもって、kintoneからEC系基幹システムに出荷指示データを送信し、商品を自宅に配送する。

 ECサイトで購入した商品を店頭で受け取る仕組みの流れを示している。アルペンPayPayモール店で顧客が注文を登録すると、ECサイトは商品情報をkintoneに登録し、該当店舗の在庫を確保する。顧客は、kintoneが発行した注文票を、来店時にレジ(POSシステム)で読み取らせる。これにより、商品を受け取れる。将来的には、別の仕組みで運営している自社ECサイトの店頭受け取りサービスもkintoneを使った仕組みに統合する計画である。

 この他にも、アルペングループの旗艦店「Alpen TOKYO」の2022年4月1日オープンに合わせて、いくつかのシステムを内製した。例えば、テニスラケットなどの加工工程を管理する加工管理システムを、2週間程度で稼働させた。人事システムと連携したアルバイト採用システムも、短期間で構築した。

 なお、アルペンでは、社内システムの内製化を2019年から進めており、主な手段としてkintoneを利用してきた。2021年には「ゴルフ5プレステージ」向けに、クラブフィッティングの結果や購買履歴、接客の記録といった全顧客情報を電子カルテ化して接客に活用するため、CRM(顧客関係管理)システムをkintoneで構築した。

 このCRMシステムの構築経験を通じてアルペンは、「kintoneを使えば、多くのシステムを内製できる」ことを確信した。これにより、システムを入れ替える際や、新規システムを構築する際には、まずはシステムをkintoneで代替/実現可能かどうかを検討するようにした。この結果、現在では店舗で立ち上げる新たなサービスの大部分を内製するに至っている。

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