[市場動向]

ITSS教育支援フレームワーク新版「WingsⅡ」、DX/AIなどの人材育成に対応─iCD協会、NTTデータユニバーシティ

2022年5月9日(月)神 幸葉(IT Leaders編集部)

一般社団法人iCD協会は2022年5月9日、NTTデータユニバーシティと共同で策定・構築したITSS教育支援フレームワーク「WingsⅡ」の提供を開始した。WingsⅡは、同協会が2021年11月より提供している「Wings」の新版で、IT人材育成・評価のためのグローバルスキル標準SFIA(Skills Framework for the Information Age)の現行版(Ver.8)をベースに、職種や専門分野を見直して再構築している。同フレームワークを利用して、企業はデジタルトランスフォーメーション(DX)やAIなどの人材育成・評価が行える。

SFIA Ver.8をベースに職種/専門分野を見直した新版

 一般社団法人iCD協会は2021年11月より、経済産業省/独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のITスキル標準(ITSS)およびグローバルスキル標準SFIA Ver.7に基づいて構築したIT支援教育フレームワーク「Wings」を提供している。ITエンジニアやIT管理者などを抱える企業が、下記のようなIT教育の推進を可能にするとしている。

●ITSSの職種はそのままで、価値創造やマネジメント等を担う職種/専門分野を定義できる。
●ITSSの既存の職種について、近年の技術動向視点で専門分野を見直すことができる。

 今回提供を開始した「WindsⅡ」は、同フレームワークの新版となる。2021年9月にリリースされたSFIAの現行バージョンVer.8の内容を反映。職種/専門分野を見直し、デジタルトランスフォーメーション(DX)、AIなどの人材育成・評価に対応できるようにしている。

 新版の構築にあたってiCD協会は、NTTデータユニバーシティとの共同研究を実施した。iCD協会はSFIA Ver.8のカテゴリに対応するiCDタスク(注1)の関連づけを行い、職種/専門分野の検討に向けたベース情報として提供。NTTデータユニバーシティはNTTデータグループの事業・研究の実績・経験を基に職種/専門分野のくくり方や名称などを検討している。

注1:iコンピテンシディクショナリ(iCD)は、企業におけるIT活用で求められるタスク(業務)とスキル(能力)を「タスクディクショナリ」、「スキルディクショナリ」としてそれぞれ体系化したもの。

グローバル基準のITスキル教育が可能に

 WindsⅡの発表に伴い、従来のWingsは「WingsⅠ」に改称された。WingsⅠは引き続きITSSで人材系の施策を運用する企業向けフレームワークと位置づけられる(図1)。

図1:Wingsのフレームワークの構成(出典:iCD協会)
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 iCD協会は、WingsⅠ/Ⅱが揃ったのを踏まえて、以下のような企業にはWingsⅡの利用を推奨する。

●WingsⅠの導入/運用を開始したが、その先の展開も考慮したい。
●新たにグローバルな基準で人材系の施策を再構築したい。
●すでにiCDによって自社独自の取り組みを実現済みだが、グローバル基準の視点で客観的な自社の立ち位置を評価したい。

 また、利用者視点でWingsI-a/I-B/Ⅱのどれを活用すべきかの推奨も合わせて示している(図2)。

図2:利用者の視点によるWingsの推奨(出典:iCD協会)
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●Next:WingsⅡのカバー範囲とiCDタスクとの対応表

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