[新製品・サービス]
アイレット、クラウドセキュリティ監視サービス「securitypack」を強化、AWSに加えてGoogle Cloudを監視可能に
2022年5月26日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
クラウドSIベンダーのアイレットは2022年5月26日、セキュリティ監視サービス「securitypack」の機能を強化し、Google Cloudを監視対象に加えたと発表した。securitypackは、クラウド環境を対象としたセキュリティ監視サービスで、これまでの監視対象はAWS(Amazon Web Services)のみだった。価格(税別)は諸費費用が10万円から、利用料が監視対象1台あたり月額4万円から。
アイレットの「securitypack」は、クラウド環境を対象としたセキュリティ監視サービスである。不正アクセスや脆弱性攻撃などの脅威からクラウドインフラを保護するため、セキュリティ対策ソフトウェアを導入して運用する。これまでの監視対象はAWS(Amazon Web Services)に限られていたが、今回新たにGoogle Cloudを監視対象に追加した。
セキュリティ対策ソフトウェアとして、トレンドマイクロのホスト型ファイアウォール製品「Trend Micro Deep Security」(TMDS)およびクラウド型TMDSの後継サービス「Trend Micro Cloud One - Workload Security」を利用する。いずれも、不正アクセスやデータ改竄などの攻撃からOSやシステムを守るファイアウォール機能や、ウイルスを検知して感染を防ぐウイルス対策機能などで構成する(関連記事:トレンドマイクロ、クラウド環境を保護するセキュリティサービス「Trend Micro Cloud One」)。
securitypackでは、初期構築として、ユーザーのクラウド環境にトレンドマイクロのセキュリティ製品(TMDSまたはTrend Micro Cloud One - Workload Security)を導入する。また、侵入検知/変更監視/セキュリティログ監視のためのルール設定を代行する。
日々の運用サービスとして、セキュリティ製品に対するルール追加や変更などの設定を代行する。また、アイレットのエンジニアが24時間365日体制でリモートからアラートを監視する。アラートを確認した場合は、ユーザーがあらかじめ指定した連絡先に通知する。加えて、セキュリティ製品のログを分析し、定期的にレポートを提出する。
アイレットは2019年にGoogle Cloudプレミアサービスパートナーの認定を取得して以来、Google Cloudとの関係を強化しながら導入実績を積んできた。今回のsecuritypackのサービス強化は、Google Cloudにおけるセキュリティ対策およびサービス品質の向上を目的としたものである。