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SBS東芝ロジスティクス、VMware環境の業務システム群をOracle Cloudに移行

2022年5月30日(月)IT Leaders編集部

SBS東芝ロジスティクスは、クラウド上のVMware環境下で運用してきた35の仮想サーバーで構成する業務システム群を「Oracle Cloud VMware Solution」に移行し、2021年12月より稼働している。アプリケーションや運用を変更することなく、環境構築を含めて6カ月で移行を完了している。日本オラクルが2022年5月27日に発表した。

 SBS東芝ロジスティクス(旧社名:東芝ロジスティクス)は、SBSホールディングスグループの物流会社である。同社はクラウド上のVMware環境で運用してきた35の仮想サーバーで構成する業務システム群を、Oracle Cloud上のVMware環境である「Oracle Cloud VMware Solution」に移行した。アプリケーションや運用を変更することなく、環境構築を含めて6カ月で移行を完了し、2021年12月より稼働している。

 同社は、国内物流システムやEDI(電子データ交換)サーバーなどを含む国内外の業務システムで、35の仮想サーバー上で運用していた。2020年11月にSBSグループの一員となったことを契機に、東芝グループから独立したシステム基盤に移行する必要があった。また、新しいワークロードや機能拡張に迅速に対応できる基盤が求められていたという。

 Oracle Cloud VMware Solutionへの移行後も、従来と同様に、VMwareのツールを使って環境のアップグレード、パッチ、チューニング作業が行える。より高性能な環境への移行によって、データベースを含めたシステムの安定稼働と、クラウドネイティブサービスを活用したコスト削減、迅速なシステム拡張も可能にしている。

 移行にあたってSBS東芝ロジスティクスは、日本オラクルのコンサルティングサービス部門の支援の下、移行の課題や懸念を整理・解消し、Oracle CloudやOracle Cloud VMware Solutionのスキルを習得。自社で本番環境の構築に取り組んだ。2021年6月から7月にかけてOracle Cloud VMware Solutionの基盤を構築し、同年12月までの6カ月間で移行を完了している。

 今後の展開として、Oracle Cloudのクラウドネイティブサービスを活用し、システムのモダナイゼーションを進めていくこと、Oracle Cloudに移行したシステムのデータベースも集約し、さらなるコスト削減を図るとしている。

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