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月額サブスクリプションの脱メインフレーム支援SIサービス「Structure AtoZ」─TmaxSoftとユニリタSR

2022年5月31日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本ティーマックスソフトとユニリタエスアールは2022年5月31日、脱メインフレーム支援サービス「Structure AtoZ」を発表した。同日、2社から販売・提供を開始した。ユーザー企業の脱メインフレームをサブスクリプション型で支援する。TmaxSoftのリホストツール「OpenFrame」とユニリタSRのクラウド移行サービス「SRクラウドパッケージ」を組み合わせたサービスであり、クラウド環境への移行と移行後のシステム運用をワンストップで提供する。価格(税別)は、初期費用なしで月額300万円から。

 韓国TmaxSoftの日本法人、日本ティーマックスソフトとユニリタエスアール(ユニリタSR)が提供する「Structure AtoZ」は、ユーザー企業の脱メインフレームを支援するサブスクリプション型SIサービスである。TmaxSoftのリホスト型ツール「OpenFrame」と、ユニリタSRのクラウド移行のマネージドサービス「SRクラウドパッケージ」を組み合わせている。クラウド環境への移行と移行後のシステム運用をワンストップで提供する。

 OpenFrameは、メインフレームで動作している既存のソースコード(COBOLやPL/I)をそのままLinuxのオープン環境に移行するリホスト型ツールである。必要なプリコンパイラ、各種ミドルウェアを提供する(関連記事TmaxSoft、メインフレーム環境をそのままクラウドに移行する「OpenFrame onクラウド」)。

 OpenFrameは、IBM製メインフレームだけでなく、富士通製メインフレームのリホストにも対応する。TmaxSoftによると、富士通メインフレームの小型(XSP)と大型(MSP)の両機種のリホスト実績があるという。なお、富士通は同社のメインフレームについて2030年に製造終了(5年後の2035年度末で保守終了)をアナウンスしている。

 一方のSRクラウドパッケージは、クラウド基盤(IaaS)のマネージドサービスである。ユーザーのクラウド環境の構築・提供から保守・運用までを提供する。ベテランのエンジニアがクラウド上でのCOBOL運用に携わる。IaaSは、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、ユニリタSRのユニリタクラウドの3つから選択できる。

 今回提供を開始したStructure AtoZでは、メインフレーム上のアプリケーションをOpenFrameを用いてクラウド環境に移行し、移行後のシステム運用・保守をユニリタSRが提供する。価格(税別)は、初期費用なしで月額300万円から。「これまで大規模な予算を確保する必要があったメインフレームの移行プロジェクトをコンパクト化し、ユーザーのサイズに合わせて提供する」(両社)としている。

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TmaxSoft / レガシーマイグレーション / リホスト / クラウド移行 / SI / IBM / 富士通 / Linux / ユニリタ / OpenFrame / サブスクリプション

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