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「クラウドVPS by GMO」でWebシステム実行環境「KUSANAGI」を利用可能に

2022年6月3日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

GMOグローバルサイン・ホールディングスは、VPS(仮想プライベートサーバー)サービス「クラウドVPS by GMO」において、プライム・ストラテジーのWebシステム実行環境「KUSANAGI(無償版)」の提供を開始した。クラウドVPS by GMOのコントロールパネルからKUSANAGIの稼働基盤を構築できる。KUSANAGIを利用可能なクラウドサービスは数十社あり、今回クラウドVPS by GMOが加わった。プライム・ストラテジーが2022年6月1日に発表した。

 GMOグローバルサイン・ホールディングスは、VPS(仮想プライベートサーバー)サービス「クラウドVPS by GMO」において、Webシステム実行環境「KUSANAGI(無償版)」の提供を開始した。クラウドVPS by GMOのコントロールパネルからKUSANAGIの稼働基盤を構築できる。無償版から有償版へのアップグレードも可能である。

 KUSANAGIは、Webシステムのバックエンドシステムを高速に動作させるための実行環境である。Linux(CentOS)とWebサーバー(Nginx、Apache)を中核に、言語、データベース管理システム、CMS(コンテンツ管理システム)などをパッケージ化している。CMSの「WordPress」の高速化を目的に使うユーザーが多いが、業務アプリケーションを含めた任意のWebシステムを高速化する。

 KUSANAGIの提供形態は、大きく3つある。1つ目は、Webシステムを構成するミドルウェア一式を仮想マシンイメージとして提供するもの。VMware環境向けなどを用意している。2つ目は、Webシステムを構成する個々のミドルウェアをDockerコンテナイメージで提供するもの。Docker Composeの仕組みを用いて、複数のコンテナで構成するWebシステム一式を自動で立ち上げる。

 3つ目は、クラウドサービス上に仮想マシンイメージをデプロイして利用するもの。クラウドやVPSで使う場合は、クラウドごとにKUSANAGIの仮想マシンイメージを用意している。クラウドベンダーのマーケットプレイスでプライム・ストラテジーが配布しているケースと、提携クラウドベンダーの管理コンソールから導入可能にしているケースがある。KUSANAGIを利用可能なクラウドサービスは数十社あり、今回新たにクラウドVPS by GMOが加わった。

 提携クラウドベンダーから利用可能なKUSANAGIは、現時点では無償版に限られるが、必要に応じてプライム・ストラテジーからライセンスを購入し、有償版にアップグレードできる。その際、仮想マシンイメージの入れ替えは不要で、アップグレード用のコマンドを実行すると、差分のモジュールや設定をインストールする。一方、クラウドベンダーのマーケットプレイス経由でプライムストラテジーが提供しているKUSANAGIについては、無償版と有償版を選択して利用可能である。

 有償版は「Business Edition」と「Premium Edition」を用意する。Premium Editionは、既存のWebコンテンツを、高速表示用のコンテンツへと変換するWebシステム高速化エンジン「WEXAL Page Speed Technology」を備えている(関連記事Webシステム実行環境「KUSANAGI」に最上位版、Web高速化エンジンを標準搭載

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