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オージス総研、「オフィス宅ふぁいる便」に多要素認証と利用ログ出力機能を追加

2022年6月10日(金)IT Leaders編集部

オージス総研は2022年6月9日、企業向けファイル転送サービス「オフィス宅ふぁいる便」について、セキュリティ機能を強化すると発表した。「ログイン時の多要素認証機能」と「ユーザー利用ログの出力機能」を追加する。

 オージス総研の「オフィス宅ふぁいる便」は、社外のユーザーとの間で安全にファイルを受け渡せるようにする企業向けのファイル転送サービスである(関連記事オージス総研、「オフィス宅ふぁいる便」を刷新、初期容量を1GBから10GBに拡張)。

 誤送信防止機能や上長承認機能など、企業の資産である情報(ファイル)をインターネットで安全に送受信するための機能を備える。今回、セキュリティ機能を強化し、ログイン時の多要素認証機能と、利用後のユーザー利用ログの出力機能を追加した。

 ログイン時の多要素認証機能により、第三者がサービスの認証情報を不正に入手して行うなりすましを防ぐ。従来のログインID/パスワード認証またはシングルサインオン(SSO)に加えて、スマートフォンなどに発行したワンタイムパスワードをログインID/パスワード認証後に入力して多要素認証を可能にした。

 ユーザー利用ログをCSVでログファイルとして出力することにより、「利用者が業務と関係のないアドレスに機密情報を送信していないか」「管理者が不適切な利用者アカウントを作成していないか」を確認できるようにしている。従来の管理画面からの送受信履歴に、このログファイル出力機能を加えることで、情報漏洩事案の発生時に、「いつ、だれに、どのような情報が漏洩したか」を容易に追跡可能になった。

 サービスの機能強化の背景についてオージス総研は、昨今、社員の働く場所や働き方が変わり、社内ルールを変更する企業が増えていることを挙げる。「なりすましや内部不正などの情報漏洩も増加傾向にあり、業務で利用するサービスにはこれまで以上に高いレベルのセキュリティが求められている」(同社)。

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