oViceは2022年6月14日、仮想オフィスサービス「oVice」のバックエンドシステムとUIを刷新したと発表した。性能が向上し、数十人規模(最大100人)のビデオ通話に対応したほか、初めてoViceを使う人が戸惑わないような改善を図っている。
oVice(本社:石川県七尾市)の「oVice(オヴィス)」は、オンラインコミュニケーションのための仮想オフィス(バーチャルオフィス)サービスである。オフィスのレイアウト図を模した画面上にアバターを配置して利用する。特徴は、現実のオフィスと同じように、自身の分身であるアバター同士の距離に応じて聞こえる音の大きさを変えて、対面のような自然なコミュニケーションを可能にしている点である(関連記事:「リアルで自然なコミュニケーションなら長時間使っても疲れない」─oViceが提案する仮想オフィスの姿)。
今回、バックエンドシステムとUIを全面的に刷新した。「機能のアップデートを重ねたことが原因で、初めて使う人にとって機能を把握しにくい表示になっていた。導入企業の担当者からも、使い方の習得に時間と労力がかかるため、利用人数が広がらないといった声が集まっていた」(同社)。
バックエンドシステムの刷新で、oViceのレスポンスが最大で100倍高速になったという。また、これまで参加可能人数は20人程度だったが、数十人規模(最大で約100人)のビデオ通話を可能にしている(画面1)。
UIの刷新については、既存ユーザーへのヒアリングを基に設計し、初めてoViceを使う人でも直感的で分かりやすいUIとなるように機能を整理・集約している。
●Next:oViceにおけるUIの整理・改善の例
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