ネオジャパンは2022年7月11日、ビジネス向けチャットソフトウェア「ChatLuck」の新版(5.0)を提供開始した。リアクション機能を追加したほか、スマートフォン/タブレットアプリからSAML認証でログインできるようにするなど操作性を高めている。
ネオジャパンの「ChatLuck」は、ビジネスチャットソフトウェアである。Webブラウザ(HTML5)やスマートフォン/タブレット専用アプリ(iOS/Android)を介して利用する。SaaS版とオンプレミス版がある。新版(5.0)では、「リアクション」などの新機能を追加した(画面1、関連記事:ビジネスチャット「ChatLuck」がネットワーク分離環境で利用可能に、中継サーバー経由で通信)。
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WebブラウザやスマートフォンアプリからChatLuckのチャットサーバーにアクセスして使う。1対1のチャットに加えて、複数ユーザーが参加するチャットルームの運営が可能である。テキストチャットだけなく、WebRTCを用いた音声/ビデオ通話もできる。音声/ビデオ通話の場合は、チャットサーバーを介さないP2P(ポイントツーポイント)通信になる。
今回追加したリアクション機能で、テキストメッセージに対する反応を、小さなイラストを使って相手に伝えられるようにした。チャットの会話を邪魔することなく、気軽に相手への感謝や賞賛の気持ちを伝えられる。「希薄化しがちなコミュニケーションの改善、また社員のエンゲージメントを高めるツールとしても効果を発揮する」(ネオジャパン)としている。
リアクションのイラストは、各メッセージのメニューから1クリックで送信可能である。送信したリアクションは、メッセージのすぐ下に表示される。メッセージに誰がどのリアクションを返したのかも一覧でまとめて確認可能である(画面2)。
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新版では操作性も高めている。メッセージに対するアクションを1クリックで行える「ホバーメニュー」を追加した。メッセージにマウスを乗せるとメニューを表示する。ここから1クリックでメッセージへのコメント投稿や編集が行える。操作性の改善ではさらに、スマートフォン/タブレットアプリからSAML認証でログインできるようになった(画面3)。
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価格(税別)は、クラウド版が1ユーザーあたり月額300円(最小構成は5ユーザー)。パッケージ版が初年度サポート費用込みで36万円(最小構成は100ユーザー)。なお、300ユーザーが108万円、1000ユーザーが360万円、5000ユーザーが560万円となる。パッケージ版のサーバーOSは、Windows Server 2022/2019/2016、Red Hat Enterprise Linux 8/7、AlmaLinux 8.5、CentOS 8.0/7.4。