[市場動向]

キンドリルとサイファーマ、脅威インテリジェンスを活用したセキュリティ支援で協業

2022年8月15日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

キンドリルジャパンとサイファーマ(CYFIRMA)は2022年8月15日、企業のサイバーセキュリティ強化で協業すると発表した。キンドリルジャパンは、CYFIRMAの脅威インテリジェンスサービス「DeCYFIR」を活用したセキュリティ支援サービスを日本で提供する。

 キンドリルジャパンとサイファーマ(CYFIRMA)は、企業のサイバーセキュリティ強化で協業する。キンドリルジャパンは、サイファーマの脅威インテリジェンスサービス「DeCYFIR(デサイファー)」を活用したセキュリティ支援サービスを日本で提供する(関連記事SUBARU、サイバー攻撃対策で脅威インテリジェンスを活用、日立が「DeCYFIR」の導入・運用を支援)。

 脅威インテリジェンスとは、悪意ある攻撃者から自社がどのように見えているのか、自社に対してどのような脅威が存在するかという視点で脅威を分析した情報サービスのこと。サービス利用企業に関連する、「だれが、なぜ、なにを、いつ、どのように攻撃するか」といった情報を提供する。

 サイファーマのDeCYFIRでは、サイバー攻撃者が利用するダークウェブ(通常の検索エンジンから辿れないサイト)やセキュリティ対応機関(CERTやISAC)など、各種のデータソースから脅威情報を収集する。この上でデータをAIで分析し、業界、地域、特性などに応じてパーソナライズした情報を提供する。

 両社は協業の背景について、「セキュリティ製品を導入するだけでなく、脅威インテリジェンスを活用すること、また、セキュリティの専門知識を持つ人員によるサポートが求められている」と説明している。

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