ネクストジェンは2022年9月16日、電話の自動取り次ぎサービス「U3 connect(ユーキューブ コネクト)」を提供開始した。電話の発信者の音声から呼び出し相手の名前をAIが聞き取り、相手のスマートフォンに電話を転送する。誰から誰あてに電話がかかってきているか/対応できているかといった履歴データも取得する。
ネクストジェンの「U3 connect(ユーキューブ コネクト)」は、AI音声認識を用いた電話の自動取り次ぎサービスである。代表電話にかかってきた電話の音声から、AIが呼び出し先の社員の名前を聞き取り、その社員のスマートフォンに電話を転送することができる(図1)。
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U3 connectを使うことで“電話番”が不要になり、着信の取りこぼしなどによるビジネス機会損失を防ぐ。スマートフォンに転送可能なため、場所を問わずに受信が可能である。発信者の側にも、呼び出し相手の名前を声に出して伝えるだけでよいというメリットがある。
スマートフォンに転送した電話に出ないなど、電話がつながらなかった場合は、メッセージの録音やコールバック(折り返し電話)の予約が可能。相手が録音したメッセージを音声とテキストの両方で確認できる。メッセージがあることをメールやSMSで通知することで見逃しも防げる(図2)。
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自動取り次ぎの実行結果を対応履歴として残せる。誰からの電話か、誰が対応しているかを確認でき、履歴データの確認から、電話の多い時間帯や電話の多い社員の把握も可能である。
ネクストジェンは今後、ファクスでのやり取りが多い業種に向けて、Webによるファクス送受信機能を追加する予定。ファクスの受信通知機能や、上長の承認後に送信する誤送信防止機能などを検討している。