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HPE、「Cray EX2500」を発表、エクサスケールスパコンと同じアーキテクチャを採用
2022年11月25日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE、日本ヒューレット・パッカード)は2022年11月25日、小型スーパーコンピュータシステム「HPE Cray EX2500」を発表した。1.1EFLOPS(エクサフロップス)のスパコン「Frontier」や「HPE Cray EX4000」と同じアーキテクチャを採用し、一般的なデータセンター/サーバールームに設置しやすいように筐体を24%小型化している。2023年第1四半期より提供開始する予定。
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE、日本ヒューレット・パッカード)の「HPE Cray EX2500」は、スーパーコンピュータの新モデルである。一般企業に向けて提供する。
1.1EFLOPS(エクサフロップス)の処理性能でスパコン性能ランキングのTOP500の現行ランキングで1位の「Frontier」や、「HPE Cray EX4000」と同じアーキテクチャを採用し、一般的なデータセンター/サーバールームに設置しやすいように筐体を24%小型化している(写真1)。「Cray EX4000よりもスモールスタートで導入できる」としている(関連記事:スパコン性能ランキングTOP500の2022年11月版、前回と変わらず1位「Frontier」、2位「富岳」)。
写真1:小型スーパーコンピュータ「HPE Cray EX2500」の外観(出典:日本ヒューレット・パッカード) CPUはx86(第4世代AMD EPYCプロセッサおよび第4世代Xeon Scalableプロセッサ)で、GPUはAMD Instinct MI250Xを搭載する。ノード間のインターコネクトはEthernetをベースにした独自技術のSlingshotを採用し、ストレージは、Cray ClusterStor E1000を組み合わせる。
2023年第1四半期より提供開始する予定。HPEは、「エクサスケールのスーパーコンピュータをダウンスケールした機種を用意することで、スーパーコンピュータの能力を広く提供する」としている。
合わせて、AI用途向けのGPU搭載サーバーシステム「HPE Apollo」の後継モデルも発表した。HPE Apollo 2000の後継モデル「HPE Cray XD2000」(AMD EPYC/Xeon Scalable、AMD Instinct MI210 GPU)と、HPE Apollo 6500の後継モデル「HPE Cray XD6500」(Xeon Scalable、NVIDIA H100 Tensor Core GPU)である。HPEは、これらのGPUサーバーもスーパーコンピュータと呼んでいる。
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