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ブロックチェーン開発基盤「Ginco Web3 Cloud」、構築に必要な要素を一式提供

2023年1月6日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Gincoは2023年1月6日、ブロックチェーン開発プラットフォーム「Ginco Web3 Cloud」を提供開始した。デジタル資産を扱うブロックチェーンシステムの構築に必要なソフトウェア要素をクラウド/オールインワン型で提供する。ノード、エクスプローラ、ウォレットなどの要素を網羅している。

 Gincoの「Ginco Web3 Cloud」は、デジタル資産を扱うブロックチェーンシステムの構築に必要なソフトウェア要素をオールインワン型で提供するクラウドサービスである。ノード、エクスプローラ、ウォレットなど、ブロックチェーン特有のシステム要素を一通り提供する。開発に必要な機能を迅速かつシンプルに導入可能だとしている(図1)。

図1:オールインワン型のブロックチェーン開発基盤サービス「Ginco Web3 Cloud」の概要(出典:Ginco)
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 「ブロックチェーンのシステム要素は、複数の事業者やコミュニティが個別に提供していることが多く、それぞれのシステムを組み合わせて開発する必要がある。このことが、ブロックチェーンシステムを構築する際の負担になっているうえ、サービス提供後も複数のシステムを管理する必要がある」(Ginco)

 「自社のアプリケーションにウォレットを組み込みたい」「業務用ウォレットでNFTや各種トークンを管理したい」といった需要に応える。Ginco Web3 Cloudの強みとして、国内で利用しているほとんどのブロックチェーンプロトコルへの対応、サービス品質に関わる安全性・安定性・可用性などが検証済みであること、暗号資産、NFT、セキュリティトークンなど各種デジタル資産のユースケースをカバーすることを挙げる。

 先行導入事例の1つが、SBI VCトレードとSBINFTが共同で開発している「SBI Web3ウォレット」である。このほか、コロプラなどが利用している。

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