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労働時間の記録と注意喚起で労働基準法への準拠を支援─NECソリューションイノベータ

NEC 働き方見える化サービス Plusに「労働状況記録プラン」を追加

2023年5月26日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECソリューションイノベータは2023年5月24日、「NEC 働き方見える化サービス Plus」を強化した。従来のプラン(ライトプラン、スタンダードプラン、アドバンスプラン)とは別に、機能を労働時間の記録、残業時の注意喚起、労働時間記録データのダウンロードの3つに絞った新プラン「労働状況記録プラン」を同日に追加した。新プランの価格(税別)は、1ユーザーIDあたり月額200円で、最小利用人数は10ユーザーID。販売目標は今後3年間で30万ユーザーID。

 NECソリューションイノベータの「NEC 働き方見える化サービス Plus」は、社員の勤務時間、休暇、タスクなどを見える化し、時間外労働を防ぐクラウドサービスである。ダッシュボード上で、時間外勤務時間の予測、休暇取得状況、タスク状況などを把握可能である。これにより、社員の負荷状況が分かる(関連記事社員の出社状況や労働時間を見える化するクラウドサービスを強化、NECソリューションイノベータ)。

 今回、プランを拡充し、労働基準法に準拠することに特化した新プラン「労働状況記録プラン」を追加した。(1)労働時間の記録、(2)残業時の注意喚起、(3)労働時間記録データのダウンロードの3つの機能に絞っている。従来のプラン(ライトプラン、スタンダードプラン、アドバンスプラン)とは別の独立したプランとして提供する。

 (1)労働時間の記録では、PCの操作状況を自動で収集・記録する(図1)。これにより、労働時間を客観的に把握できる。従業員のPCに専用アプリケーションをインストールして使う。2023年8月には、前日の操作時間を通知する機能と、PCの操作時間を表形式で確認する機能を追加する。これにより、従業員自身で勤務時間や休憩時間を意識した勤務が行えるように支援する。

図1:「労働時間の記録」機能の概要(出典:NECソリューションイノベータ)

 (2)残業時の注意喚起では、勤務終了時間に合わせてPC画面全体に注意喚起を表示する(図2)。注意喚起の表示を閉じた際の挙動として、強制的にPCをロック/シャットダウンせず、残業の申請・承認ワークフロー(勤怠システム)など特定のURLに遷移させる運用が可能である。

図2:「残業時の注意喚起」機能の概要(出典:NECソリューションイノベータ)
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 同機能は、NECにおいても、深夜時間帯と休日勤務に対する注意喚起として利用している。勤務に関する基本ルールや勤務システムへの正しい登録の仕方を掲載したWebページに遷移することにより、従業員が既存のルールを再認識できるように同機能を利用している。

 (3)労働時間記録データのダウンロードでは、従業員のPC操作の記録データをダウンロード可能である(図3)。労働時間の適正な把握、業務改革に必要な作業状況の把握、残業の調査、他システムへのデータの取り込み、といった用途に活用可能である。

図3:「労働時間記録データのダウンロード」機能の概要(出典:NECソリューションイノベータ)

 今回、機能を絞った労働状況記録プランを、ユーザー企業の労務管理者から「労働基準法の準拠に必要な情報に絞りたい。シンプルにデータを収集したい」という要望を多く受け取っていることから追加した。また、労働時間の記録データの活用ニーズが高いことから、これまで最上位プラン「アドバンスプラン」だけで提供していた労働時間記録データのダウンロード機能も労働状況記録プランにおいて提供する。

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