ジャストシステムは2023年6月19日、クラウド型ノーコード開発基盤「JUST.DB」をバージョンアップしたと発表した。同年7月11日から提供する。データベースにデータを格納して活用するタイプの業務アプリケーションをノーコードで開発・実行可能なクラウドサービスである。新版では、ファイルの集約やメール送信など、自動化できる業務の幅を広げた。料金(税別)は、同時ログインユーザー1人あたり月額1万5000円。
ジャストシステムの「JUST.DB」は、クラウド型のシステム開発基盤である。データベースにデータを格納して活用するタイプの業務アプリケーションを、ノーコードで開発・実行可能である。データ入力、データ処理、データの可視化、帳票出力、ワークフローなどを容易に実現する。
企業が必要とする業務システムを、マウス操作だけで開発可能だとしている。例えば、案件管理、問い合わせ管理、不具合管理、社内稟議システムなど、データ管理をともなう各種の業務アプリケーションを作成可能である。
データの加工(編集・移動・複製・統合)などの操作も、GUIパーツを配置してつなぎ合わせるだけで開発して自動で実行可能である。稟議や決裁などのワークフローも、GUIで開発する。承認・却下のような標準フローだけでなく、差し戻し、代理申請などの設定も可能である。
新版では、業務フローを作成/カスタマイズする「データフローデザイナー」の自動化処理を強化した(画面1)。
画面1:クラウド型ノーコード開発基盤「JUST.DB」の「データフローデザイナー」画面(出典:ジャストシステム)拡大画像表示
社内にあるファイルの集約や生成、メール添付による送信などを含めて、自動化可能な業務の幅を広げた。社内のフォルダに保存した帳票形式のExcelやCSV形式のファイルを、自動的にデータベースへ取り込めるようになった。複数のファイルを手動で集約する手間が減った。
さらに、JUST.DBから社内のフォルダに帳票形式のExcelデータを保存する機能と、メールに添付して自動で送信する機能が備わった。社内関係者や関連部署への定期的な報告やレポート作成を自動化できるようになった。また、入力フォームに入力した値をチェックする機能も加わった(画面2)。
画面2:入力フォームに入力した値をチェックする機能を追加した。1つ目のドロップダウンリストの選択項目によって次の選択肢が連動する機能も追加した(出典:ジャストシステム)拡大画像表示
「出荷日」が「受注日」よりも以前に設定されている場合に指摘するなど、業務ごとのロジックを反映したチェックが可能になる。また、1つ目のドロップダウンリストの選択項目によって次の選択肢が連動する機能を追加した。異なる部署や多くのユーザーが使うシステムにおいて入力ミスやストレスを減らす。
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