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クラウド運用自動化「Cloud Automator」、Amazon ECSのタスクを実行/停止可能に

2023年6月20日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サーバーワークスは2023年6月20日、クラウド運用自動化サービス「Cloud Automator」に、Amazon ECS(Elastic Container Service)のタスクを実行・停止するアクションを追加した。常時稼働が不要なタスクについて、実行や停止を自動化して停止忘れなどを防止できる。

 サーバーワークスの「Cloud Automator」は、AWSを中心としたパブリッククラウド基盤の運用管理サービスである。バックアップや災害対策、タイマー起動/停止などのジョブを自動で実行する「ジョブ自動化」機能と、クラウドがガイドライン通りに運用されていることを継続的に確認する「構成レビュー」機能を提供している(関連記事クラウド運用自動化サービス「Cloud Automator」、AWS Lambda関数の自動呼び出し機能を追加)。

図1:クラウド運用自動化サービス「Cloud Automator」に、Amazon ECS(Elastic Container Service)のタスクを実行・停止するアクションを追加した(出典:サーバーワークス)
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 今回、Amazon ECS(Elastic Container Service)のタスクを実行・停止する2つのアクションを追加した(図1)。「ECS:タスクを実行(Fargate)」アクションと、「ECS:タスクを停止」アクションである。常時稼働が不要なタスクについて、実行や停止を自動化できるので、停止忘れなどを防げる。実行・停止のスケジューリングには、Cloud Automatorが提供する各種のトリガーを利用可能である。

 追加した2つのアクションは、主なターゲットとして「開発環境や検証用途のために、ECSのタスクをFargateで実行している人」を想定している。こうした常時稼働が不要なタスクをECSで実行・停止する場合、これまでは、手動で実行・停止するか、日時を指定してスケジュール実行するか、独自にスクリプトを書くしかなかった。手動は停止忘れによってコストがかさむリスクがあり、スケジュール指定は祝日や独自の休業日などを考慮することが難しい。

 こうした背景を受けて今回、ECSタスクの実行・停止アクションをCloud Automatorに追加した。これにより、AWS管理コンソールで操作したり、独自スクリプトを開発したりすることなく、任意のスケジュールでECSタスクを実行・停止できるようになった。

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