[新製品・サービス]
IoTデータの分析結果をChatGPTで説明する「SORACOM Harvest Data Intelligence」
2023年7月7日(金)日川 佳三（IT Leaders編集部）
ソラコムは2023年7月6日、IoTデータ蓄積サービス「SORACOM Harvest Data」に、IoTデータの分析結果を自然言語で説明するAI機能「SORACOM Harvest Data Intelligence」を追加した。ChatGPTと連携して動作する。ユーザーは、ボタンクリックや対話型のインタフェースを介して分析結果を受け取る。同機能はPublicBeta（公開ベータ）版であり、PublicBeta期間は無料で利用可能である。別途、SORACOM Harvest Dataの利用料が必要。
ソラコムの「SORACOM Harvest Data」は、IoTデバイスからデータを収集・蓄積・可視化するサービスである。データのフォーマットに制限はなく、テキスト、JSONデータ、バイナリデータなどを扱える。前提として、IoT向けデータ通信SIMなど、ソラコムが提供している各種サービス（モバイルデータ通信、デバイス管理、LPWAN、衛星通信サービスなど）が必要。
今回、SORACOM Harvest Dataに蓄積したIoTの時系列データを自然言語で分析・説明するAI機能「SORACOM Harvest Data Intelligence」を追加した。IoTデータの異常値やトレンド（動向）、特徴的な要素などを解析し、自然言語で解説を表示したり、内容について対話的に分析したりできるようになった（画面1）。
画面1：「SORACOM Harvest Data Intelligence」の画面例（出典：ソラコム）拡大画像表示
使い方として、「AIに聞く」ボタンを押すと、SORACOM Harvest Data Intelligence機能が立ち上がる。次に、解析対象のデータを表示してボタンをクリックすると、分析結果を自然言語で表示する。「専門家でなくても、異常値、トレンド、欠損データなど、一目では気づかないデータの持つ深い意味を把握可能」（同社）としている。分析結果に対しては、対話形式で追加の質問が可能である。
AI機能には、Azure OpenAI Serviceが提供しているChatGPT（gpt-35-turbo）モデルを使っている。
