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豆蔵、対話型AIエンジン「MZbot」にChatGPTや有人対応機能のオプションを追加

2023年8月4日(金)IT Leaders編集部

豆蔵は2023年8月3日、AIチャットボット「MZbot」に、オプション機能として「ChatGPT対応機能」と「オペレーター対応機能(有人対応機能)」を追加したと発表した。MZbotが学習していない一般知識に関するFAQについて、ChatGPTに尋ねられるようになる。また、より精緻な回答を即時に得たい場合はオペレーターに問い合わせることも可能になる。

 豆蔵の「MZbot」は、同社が開発したAIチャットボットである。既存のFAQデータを取り込んで、顧客からの問い合わせに自動で応対するシステムを構築できる。RPAなどの外部システムとWeb APIで連携する。ユーザーはFAQを検索するよりも簡単に回答が得られ、企業側では顧客接点を拡大できる。

図1:AIチャットボット「MZbot」に追加した「ChatGPT対応機能」と「オペレーター対応機能(有人対応機能)」のイメージ(出典:豆蔵)
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 今回、オプション機能として、「ChatGPT対応機能」と「オペレーター対応機能(有人対応機能)」を追加した(図1)。従来は、MZbotに質問して適切な回答を得られなかった場合、要望入力機能を用いて問い合わせ内容を管理者に通知し、管理者がメールなどで利用者に非同期的に対応する必要があった。

 2つのオプション機能により、MZbotが学習していない一般知識に関するFAQ(パブリックFAQ)についてChatGPTに尋ねることが可能になった。より精緻な回答を即時に得たい場合は、導入企業のコールセンターや担当業務部門のオペレーター/担当者に問い合わせることも可能になる。

 ChatGPT対応機能は、MZbotに問い合わせても適切な回答が得られなかった場合に、ChatGPTに自動で連携して回答を得る機能である。ChatGPTへの問い合わせ履歴もログとして残す。必要に応じてログを確認することで、ChatGPTの利用ポリシー(ガイドライン)に外れるような問い合わせの発生を常時監視して是正することができる。

 ChatGPTへの問い合わせはすべてAPI経由となるため、ChatGPTが問い合わせ内容を学習することはない。ChatGPTへの社外秘情報の誤送信を確実に遮断したい場合は、簡易フィルタを使って質問内容をフィルタリング可能である。

 オペレーター対応機能(有人対応機能)は、MZbotが回答できなかった質問を、オペレーターや担当部門が引き継いで回答を返す仕組みである。その際、オペレーターは問い合わせの経緯を確認できる。オンプレミス環境でも利用でき、オペレーターは社内ネットワーク内で問い合わせに応じられる。

 価格(税込み)は、買い切り型の永続ライセンスの場合、ChatGPT対応機能が88万円、オペレーター対応機能が44万円。サブスクリプションライセンスは、ChatGPT対応機能が年額44万円、オペレーター対応機能が年額22万円となっている。

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