サテライトオフィスは2023年8月8日、AI製品・サービス群「サテライトAI」の新サービス「サテライトAI・社内チャットAI(ChatGPT対応)」を発表した。社内で利用しているコミュニケーション/ビジネスチャットツール(Google Chat、Teams、LINE WORKS、Slack、Chatwork)から、対話型AIのChatGPTに質問できる。
サテライトオフィスの「サテライトAI・社内チャットAI(ChatGPT対応)」は、社内で利用しているコミュニケーション/ビジネスチャットツール(Google Chat、Microsoft Teams、LINE WORKS、Slack、ChatWork)から、対話型AIのChatGPTへの質問が行えるサービスである(画面1)。
各ツールのチャットグループにChatGPTのチャットボットを参加させる形で使う。新しいアプリケーション画面やWebブラウザのタブを立ち上げることなく、普段使っているチャットツールの画面からChatGPTを利用可能である。ディスカッション中にChatGPTからアイデアや情報の提供を受けられ、有益な情報はチャットを介して共有できる。
企業向けの製品として、機密情報や個人情報をAI側に取り込ませないように制限している。禁止キーワードを管理者が指定することで、不要な情報を排除する。個人情報や機密情報を利用しなければならない場合は、別単語に変換してChatGPTに渡すマスキング機能を利用できる。ChatGPTから文字を受け取った時点で復号して表示することも可能である。また、ChatGPTの利用履歴をログに保存できる。また、利用するユーザーを限定する運用もとれる。
ライセンス料(税別)は、1ユーザー月額100円(最小ユーザー数10人)。社内チャットAIを含めたサテライトAI製品群(AIボード、社内チャットAI、社内情報AI、AIボイス、AIメール)を利用できる。
別途、ChatGPTへの質問に料金がかかる。GPT-3.5-Turbo-4Kでは月3000回まで9000円(1回あたり3円)、GPT-3.5-Turbo-16Kでは月3000回まで1万8000円(1回あたり6円)、GPT-4-8Kでは月1000回までで6万円(1回あたり60円)。いずれも毎月使い切りで翌月への繰越しを行えない。