富士通、電通国際情報サービス（ISID）、デジタルプロセス（DIPRO）の3社は2023年8月23日、製品ライフサイクル管理（PLM）システムを製造業に提供する取り組みを中心に協業すると発表した。3社のノウハウを合わせ、製造業の課題を解決するサービスを短期間で提供するための体制を構築する。
富士通、電通国際情報サービス（ISID）、デジタルプロセス（DIPRO）の3社は、製品ライフサイクル管理（PLM）システムを製造業に提供する取り組みを中心に協業を開始する。3社のノウハウを合わせ、製造業の課題を解決するサービスを短期間で提供するための体制を構築する（図1）。
図1：製品ライフサイクル管理システムの導入サービスを中心とした協業の概要（出典：富士通、電通国際情報サービス、デジタルプロセス）拡大画像表示
2022年4月には、富士通、ISID、電通の3社がエンジニアリングチェーン管理（ECM）、サプライチェーン管理（SCM）、デマンドチェーン管理（DCM）の分野で協業を開始。製造業に米シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのPLMシステム「Teamcenter」を提供するための共同プロジェクトを発足して活動してきた。
今回、富士通とISIDの共同プロジェクトに富士通グループの一員であるDIPROが加わり、PLMシステムの提供体制を強化した。富士通はECM/SCM/DCM分野の導入経験を、ISIDはECM分野のコンサルティングを、DIPROは自動車業界で培ったECM分野の業務ノウハウを持ち寄る。
3社はPLMシステムの導入を軸にユーザーを支援する。ECM分野やSCMやDCMにまたがった課題解決に共同で取り組む。加えて、Teamcenterの導入実績を基に、PLMシステムのエンジニアの育成を計画する。育成したエンジニアによる共同プロジェクトチームを結成し、大規模で広範にわたる導入プロジェクトを請け負えるようにする。
