アシストは2023年10月13日、クラウド型BIプラットフォーム「Qlik Cloud」(開発元:米Qlik Technologies)を提供開始した。データを分析するBI機能と、データを収集・変換してデータマートを構築するETL/データ統合ツールの機能を備えている。
アシストが販売を開始した「Qlik Cloud」は、米Qlik Technologiesが開発・提供するクラウド型BIプラットフォームである。(1)データを分析するBI機能「Qlik Cloud 分析」と、(2)データを収集・変換してデータマートを構築するETL/データ統合機能「Qlik Cloud データ統合」の2製品で構成する(図1)。
図1:Qlik Cloudの全体像(出典:アシスト)拡大画像表示
(1)Qlik Cloud 分析は、既存製品「Qlik Sense Enterprise SaaS」と同じ機能をデータ容量ライセンスで提供する(関連記事:現場向けのBIソフト「Qlik Sense」にクラウド版「Qlik Sense Business」が登場)。Qlik Sense Enterprise SaaSはユーザーライセンスだが、Qlik Cloud 分析はデータ容量に応じて課金する。
(2)Qlik Cloud データ統合は、抽出したデータをそのままDWHに登録するETL(抽出、変換、書き出し)のプロセスに則ったデータ統合機能を提供する。業務で発生したデータをリアルタイムにクラウド上のデータウェアハウス(DWH)に複製し、DWH上でデータを変換してデータマートを構築する。データに変更があった場合は差分を送って更新する。
SAPやメインフレームを含むオンプレミスシステムや、クラウド上の各種データソースからのデータ収集に対応する。データソース側へのエージェントソフトウェアの導入が不要で、データ収集に伴う負荷や影響を最小限に抑えたとしている。
「企業におけるデータ活用は、データ量の増加だけでなく、種類や活用対象者の増加、マシンラーニング(機械学習)による分析の高度化など、検討すべきことが多い。業務で発生するデータを、より迅速に現場のアクションにつなげていくことが求められている」(同社)
価格(年額、税別)は、Qlik Cloud データ統合のStandard(データ量1TB)は318万円から、Premium(同2TB)は954万円から。Qlik Cloud 分析のPremium(同50GB)は397万5000円から。いずれもQlik Cloudで扱うデータ量に応じた従量課金となる。別途、開発ユーザーライセンスが必要である。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



