シナプスイノベーションは2023年12月15日、中堅・中小製造業向け向けSaaS「UM SaaS Cloud」とクラウドERP「GRANDIT miraimil」の連携を強化したと発表した。生産業務系データが基幹業務システムとシームレスに連携され、生産管理を含めた一体型のERPとして運用できるようになる。
シナプスイノベーションの「UM SaaS Cloud」は、Salesforceを稼働基盤に用いる、中堅・中小製造業向けSaaSである。製造業の生産管理、在庫管理、販売・購買管理、倉庫管理などの機能で構成する。
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今回、シナプスイノベーションがパートナーとして販売するGRANDITのクラウドERP「GRANDIT miraimil」との連携を強化した。生産業務系データが基幹業務システムとシームレスに連携され、生産管理を含めた一体型のERPとして運用できるようになる(図1)。
例えば、GRANDIT miraimilで販売管理を行い、受注情報をUM SaaS Cloudに連携し、生産計画を作成するという業務プロセスが連携される。その後、製造指示や作業実績入力をUM SaaS Cloudで行い、部材に関わる発注・在庫管理を原価管理に連携し、GRANDIT miraimilの会計管理に渡すといった連携が可能になる。
カスタマイズなしで運用するGRANDIT miraimilと、現場の業務に近い工程管理の機能を備え、個別のカスタマイズに対応するUM SaaS Cloudを組み合わせることで、生産現場の要求に応えながら自社のビジネスニーズに即したERPを実現できるとしている。