[事例ニュース]

カルビー、工場敷地内のポップアップストア事業を支える業務システムをローコードで開発

複数のExcelシートを集約してデータ入力時間を3分の1に

2024年1月11日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

カルビー(本社:東京都千代田区)は、工場と地域飲食店を仲介して工場敷地内にポップアップストア(期間限定ショップ)を出店する新規事業「FOOD for FACTORY」のための業務システムを開発した。Jiteraのローコード開発ツール「Jitera」を導入して、これまで複数のExcelシートで管理していた工場、飲食店、売上などのデータを集約、データ入力時間を約3分の1に短縮した。Jiteraが2024年1月11日に発表した。

 菓子・食品メーカーのカルビーは、工場と地域飲食店を仲介して工場敷地内にポップアップストア(期間限定ショップ)を出店する新規事業「FOOD for FACTORY」を展開している。現在、北関東エリアを中心に12の工場、36の飲食店が導入。今後、全国に展開する予定である。今回、同事業のための業務システムを内製開発した。

 同事業の推進にあたっては、工場と地域飲食店のマッチング作業が属人的かつ煩雑になるという課題があった。マッチング作業はExcel、Notion、LINEなど複数のツールで行っていたため、データ連携のミスが頻発して無駄な作業工数がかかっていたという。

 こうした問題を解決すべく、Webアプリケーションのソースコードを自動生成するローコード開発ツール「Jitera」を導入し、同事業の業務システムをJiteraと共同で開発した。Jiteraは、GUIエディタを使ってアプリケーションの定義情報を設定する手法で、フロントエンドからバックエンドまで幅広い要素のコードを生成できる(画面1、関連記事ソースコードを自動生成するローコード開発ツール「Jitera」、ベータ版を提供開始)。

画面1:ローコード開発ツール「Jitera」の画面(出典:Jitera)
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 開発した業務システムは、これまで複数のExcelシートで管理していた工場、飲食店、売上などのデータを1つに集約。システム化によって、だれが使ってもミスが起こらないように業務を改善した。データ入力時間は以前の約3分の1に減り、情報を一元化したことで、データの可視化・管理が可能になったという。

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