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横浜市営地下鉄、乗車時タッチ決済の実証実験を2024年内に全40駅で実施

2024年1月30日(火)IT Leaders編集部

横浜市交通局(本社:神奈川県横浜市)は2024年1月29日、横浜市営地下鉄の全40駅において、クレジットカードのタッチ決済を利用した乗車の実証実験を2024年内に開始すると発表した。タッチ決済対応カードやそれを設定したスマートフォンなどを、自動改札機に設置する専用リーダーにタッチすることで、ICカードへのチャージや切符の購入を必要とせずに乗車できる。

 横浜市交通局は、横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインの全40駅において、クレジットカードのタッチ決済を利用した乗車の実証実験を2024年内に開始する。

 タッチ決済対応クレジットカードやそれを設定したスマートフォンなどを、自動改札機に設置する専用リーダーにタッチすることで、ICカードへのチャージや切符の購入を必要とせずに乗車できる。専用リーダーを設置した自動改札機を各改札口に1台設置する(図1図2)。

図1:⾃動改札機(専⽤リーダー)のイメージ(出典:横浜市交通局、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ジェーシービー、オムロン ソーシアルソリューションズ、QUADRAC)
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図2:タッチ決済の実証実験を実施する横浜市営地下鉄の全40駅(出典:横浜市交通局)
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 実証実験には、横浜市交通局のほか、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド、ジェーシービー、オムロン ソーシアルソリューションズ、QUADRACの5社が参加する(表1)。

 タッチ決済対応のカード決済システムに、三井住友カードの公共交通機関向けカード決済システム「stera transit」を採用。対応カードはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(UnionPay)の各国際ブランドクレジットカード(Mastercardは今後追加予定)。

表1:横浜市営地下鉄のタッチ決済実証実験に参加する企業の役割(出典:横浜市交通局、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ジェーシービー、オムロン ソーシアルソリューションズ、QUADRAC)
組織 役割
横浜市交通局 鉄道の運⾏、タッチ決済対応設備の整備、タッチ決済を活⽤したキャンペーンの実施
三井住友カード キャッシュレス決済の導⼊⽀援、カード決済システム「stera transit」の提供、銀聯のタッチ決済関連サービスの提供
ビザ・ワールドワイド Visaのタッチ決済関連サービスの提供・プロモーション
ジェーシービー キャッシュレス決済の導⼊⽀援、JCBおよびAmerican Express、Diners Club、Discoverのタッチ決済関連サービスの提供・プロモーション
オムロン ソーシアルソリューションズ タッチ決済対応改札機の開発
QUADRAC 交通事業者向け決済/認証SaaS「Q-move」の提供
関連キーワード

横浜市交通局 / 鉄道 / 運輸・交通 / クレジットカード / モバイル決済 / 実証実験 / JCB / Visa / Mastercard / 三井住友カード / 金融 / 神奈川県 / 横浜市 / オムロン ソーシアルソリューションズ / 銀聯 / American Express

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