セイコーソリューションズは2024年3月12日、文書管理/ストレージシステム「セイコー ストレージサービス for 電子帳簿保存法」を同年3月15日から提供すると発表した。電子帳簿保存法準拠でデータを保存するNASファイルサーバーに、タイムスタンプ付与機能とファイル検索・閲覧機能を追加している。自社に機器を設置して運用するオンプレミス型の機器として提供する。価格(税別)は月額1万円から。
セイコーソリューションズの「セイコー ストレージサービス for 電子帳簿保存法」は、電子帳簿保存法準拠でデータを保存するNASファイルサーバーに、タイムスタンプ付与機能とファイル検索・閲覧機能を追加した文書管理/ストレージシステムである。
自社に設置して運用するオンプレミス型の機器として提供する。アイ・オー・データ機器のNASファイルサーバー(ストレージ容量2TB)、セイコータイムスタンプサービス(5年間ライセンス)、ファイル検索・閲覧ソフトウェアで構成している(図1)。
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NASファイルサーバーを自社に設置して、簡単な初期設定の後、ただちに電帳法が求めるデータ保存の要件を満たした文書/ファイル管理が可能になる。「クラウドの利用は難しい」「手元にデータを残したい」「データは自分で管理するので手軽に安価に実現したい」といったニーズを持つ中小企業に向くとしている。
NASサーバーにファイルをアップロードする際に、日付を選び、取引先名と金額を入力すると電帳法に準拠したファイル名にリネームされる。ファイルはアップロード直後は「監視フォルダ」に、タイムスタンプ付与後に「保管フォルダ」に格納される。
価格(税別)は月額1万円からで、5年間のハードウェア保守が付帯する。有料オプションで、故障発生時のオンサイト対応を受けられる。また、5年の契約期間後、再契約して新しいNASサーバーに交換することで、法人に求められる書類保存期間の7年間にわたってデータを保管することができる。