日立ヴァンタラは2024年4月1日、ストレージやサーバーなどデータインフラ製品の開発・生産を担ってきた日立製作所のITプロダクツ事業部門を吸収分割により承継し、同日付で営業を開始した。ストレージ仮想化やデータ保護など大規模データを蓄積・活用するための技術に強みを持つとしている。米Hitachi Vantaraとの間で製造・販売・サービスを一体化し、AIなどの新技術を取り込んだ製品やサービスを迅速に開発してグローバルに展開するとしている。
日立製作所は、ストレージやサーバーなどデータインフラ製品の開発・生産を担ってきたITプロダクツ事業部門を分割し、承継会社として日立ヴァンタラ(本社:神奈川県横浜市)を2023年11月1日に設立している。この日立ヴァンタラが2024年4月1日付で営業を開始した(表1)。
日立ヴァンタラは、先行して北米で事業を展開している米Hitachi Vantaraとの間で製造・販売・サービスを一体化する。これにより、AIなどの新技術を取り込んだ製品やサービスをグローバルで迅速に展開するとしている(関連記事:ビジョン・取り組み・事例が示す、日立「Lumada」の現在位置)。
ストレージ/サーバー製品の特徴について同社は、ミッションクリティカル分野のストレージを展開する中で仮想化やデータ保護などの関連技術を開発してきたことや、オンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドストレージの開発を進めていることなどを挙げている。
商号 | 日立ヴァンタラ株式会社 Hitachi Vantara, Ltd. |
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設立年月日 | 2023年11月1日 |
本社所在地 | 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 |
代表者 | 取締役社長 島田朗伸氏 |
資本金 | 100億円 |
従業員数 | 1299人(2024年4月1日現在) |
事業内容 | ストレージを中心としたデータインフラストラクチャ製品、データマネジメントソフトウェア、ハイブリッドクラウド基盤およびそれら関連サービスの設計・開発、日本国内の販売、運用、監視および保守 |