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2024年6月5日(水)日川 佳三（IT Leaders編集部）

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　NTTアドバンステクノロジ（NTT-AT）は、リアルタイムトラフィック監視装置「@FlowInspector」と、ネットワークマップ可視化ソフトウェア「NetworkBrain」を連携させる。@FlowInspectorが検知したトラフィック異常をトリガーに、NetworkBrainがネットワーク構成図を更新。それを@FlowInspector上で確認できる。原因箇所を迅速に推測可能になるとしている（図1）。

図1：トラフィックの異常を検知した際に、異常検知の前後でネットワーク構成がどのように変わっているのかを確認できる（出典：NTTアドバンステクノロジ）
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　@FlowInspectorは、ネットワークトラフィックをキャプチャして監視する装置である。パケットのヘッダー部のみをフルレートで監視し、通信フローをリアルタイムに識別する（図2、関連記事：NTT-AT、ヘッダー情報を監視する軽量トラフィック可視化装置「@FlowInspector」を強化、設定を容易に）。

図2：トラフィック監視装置「@FlowInspector」の概要（出典：NTTアドバンステクノロジ）
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　一方のNetworkBrainは、自動作成のネットワーク図をインタフェースとしたネットワーク管理ソフトウェア。ネットワーク構成やルーティング状況を把握可能で、CLIコマンドも実行できる。ドキュメントの作成やトラブルシューティングなどの用途に向く（図3、関連記事：NTT-AT、ネットワーク図ベースの運用管理ツール「NetworkBrain」新版、AIで異常状態を検出）。

図3：ネットワーク構成図ベースの運用管理ソフトウェア「NetworkBrain」の概要（出典：NTTアドバンステクノロジ）
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　連携によって、@FlowInspectorがトラフィックに異常を検知した際に、NetworkBrainに通知。管理画面上にNetworkBrainのネットワーク構成図を表示する。一方、NetworkBrainは、1日1回などのスケジュール更新以外に、@FlowInspectorの通知をトリガーにネットワーク構成図を更新する。