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オリックス銀行、内製開発のリリース作業時間をツールを用いて最大70%短縮

2024年8月2日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

オリックス銀行(本社:東京都港区)は、Salesforceアプリケーションの内製開発において、システムの更新/アップデート作業を効率化した。テラスカイのリリース管理ツール「Flosum」を用いて作業時間を最大70%短縮したという。テラスカイが2024年8月2日に発表した。

 オリックス銀行は、市場のニーズを汲み取ってスピーディーにシステムを開発するため、2021年からSalesforceアプリケーションの内製化に取り組んでいる。しかし、アプリケーションの設計・開発からリリース・運用に至るまでの作業に手間と時間がかかっていたという。

 そこで、アプリケーションの更新/アップデートにかかるリリース作業工数削減を目的に、Salesforceのリリース管理やCI(継続的インテグレーション)を効率化するテラスカイのリリース管理ツール「Flosum」を採用した。

 Flosumは、Salesforceの基盤上で稼働し、システムのデプロイやバージョン管理など、開発者・システム担当者にとって負担が大きい作業を軽減する。2023年8月に、投資用不動産ローンにおける不動産会社管理ツールや、コールセンターのオペレーター向けカードローン顧客の架電リスト管理システムの開発プロジェクトにおいて、Flosumの利用を開始した。

 Flosumの導入効果として、リリース作業にかかる時間が、案件により約40~70%削減できた。トラブルがあった際もロールバック機能で元に戻せるようになった。リリース管理の効率化により、複数のプロジェクトを並行して進めることが容易になった。リリース完了案件数は、2022年度の31件に対し、2023年度は同39件に増加した。

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