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セイ・テクノロジーズ、FortiGateの設定仕様書を生成する「SSD-assistanceファイアウォール版」
2024年8月20日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
セイ・テクノロジーズは2024年8月20日、ファイアウォール設定仕様書生成サービス「SSD-assistance ファイアウォール版」を販売開始した。同年9月17日から提供する。フォーティネットジャパンの「FortiGate」の設定内容を設定仕様書として出力する。サーバー向けの設定仕様書生成サービス「SSD-assistance」のファイアウォール版に相当する。
セイ・テクノロジーズの「SSD-assistance」は、サーバーの設定内容を記した仕様書を自動生成するソフトウェアである。WindowsサーバーやLinuxサーバー、仮想サーバー環境の設定仕様書を出力する。提供形態として、SaaS版とデスクトップ版がある(関連記事:サーバー設定仕様書を自動生成する「SSD-assistance」、Hyper-Vの設定を出力可能に)。
Windows OSの設定内容は、Windows上で専用コマンドを実行してファイルに記録する。Linuxの設定内容は、Windows上でリモート情報採取ツールを実行し、対象のLinuxシステムにSSHで接続して情報を収集、ファイルに記録する。こうして生成したファイルを基に仕様書を作成する。
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今回、設定仕様書の対象をファイアウォール機器にも広げた。アンケートでニーズが高かった機種として、フォーティネットジャパンの「FortiGate」に対応した。対象機種は「FortiGate 40F」と「同 80E」で、OSバージョンは「FortiOS 7.2.x」である(画面1)。
ネットワーク機器の設定をファイルに出力したConfigファイルを専用ツールに読み込ませることで、設定仕様書を自動作成する。「Configから設定値を読み解くことは熟練者以外には難しい。SSD-assistanceでは、だれでも設定仕様書を作成できる」(同社)としている。
FortiGateのConfigファイルに沿って、表1の情報を出力可能である。
設定分野 | 項目 |
---|---|
機種情報 | |
システム |
管理者 |
ネットワーク |
インタフェース |
ポリシー&オブジェクト |
ファイアウォールポリシー(IPv4 ポリシー) |
セキュリティプロファイル |
アンチウイルス |