TISは2024年8月30日、経費精算クラウドサービス「Spendia」の従業員フロント機能を拡充し、経費精算に加えて、人事・給与・勤怠の申請・承認を行えるようにした。同年8月19日から提供している。
TISの「Spendia(スペンディア)」は、クラウド型経費精算サービスである。SaaSでありながら企業固有の要件を吸収できるよう、ノンプログラミングでカスタマイズが行える(関連記事:TISの経費精算クラウド「Spendia」で「Amazonビジネス」注文履歴の自動取り込みが可能に)。
今回、従業員フロント機能を拡充し、経費精算に加えて、人事・給与・勤怠の申請・承認を行えるようにした(表1)。
表1:Spendiaで電子申請・承認可能な業務(出典:TIS)
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従業員フロントの新機能で得られる効果として、電子申請によるペーパーレス化で承認状況が可視化され、決裁スピードが向上すること、外出先でもスマートフォンからそれぞれの申請・承認が可能になることを挙げている。また、経費精算や人事・労務などを異なるシステムで運用していたのをSpendiaに統合することで、申請の結果を人事給与・勤怠などと連携しやすくなるという。
ほかには、申請・承認・決裁に関わる人員や流れを可視化することで、書類の紛失や改竄、正規の手段から逸脱したイレギュラーな申請・承認の発生を防止するなど、内部統制の徹底にもつながるとしている。