[事例ニュース]
コンサルティング/SIのコアコンセプト・テクノロジー、基幹システムをS/4HANA Cloudで刷新
2024年9月13日(金)IT Leaders編集部
ITコンサルティング/SIベンダーのコアコンセプト・テクノロジー(CCT)は、今後の事業規模の拡大を見据え、基幹業務システムを刷新した。クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」を採用し、業務をシステムに合わせる「Fit to Standard」と、ERP本体をクリーンに保つ「クリーンコア」を方針に9カ月で導入した。変更やカスタマイズをERPの外で行う「Side-by-Side」のアプローチでアドオン開発を抑制している。SAPジャパンが2024年9月12日に発表した。
コアコンセプト・テクノロジー(CCT)は、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)やIT人材調達を支援するITコンサルティング/SIベンダーである。
今後の事業規模の拡大を見据えて、2020年から運用してきた中小企業向けのERPに代えてSAPジャパンの「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」(図1)を導入し、基幹業務システムを刷新した。
画面1:SAP S/4HANA Cloud Public Editionの画面例(出典:独SAP)拡大画像表示
2023年2月にS/4HANA Cloudの導入プロジェクトを開始。導入するモジュールは会計、販売、プロジェクト管理、ポートフォリオ管理とし、基本方針として業務をシステムに合わせる「Fit to Standard」と、ERP本体をクリーンに保つ「クリーンコア」を掲げた。変更やカスタマイズはERPの外部で行う「Side-by-Side」のアプローチでアドオン開発を抑制するなどして、9カ月で導入を完了している。その後、周辺システムの整備を経て、2024年1月に本稼働を開始した。
本稼働から約半年が経過した2024年8月の時点では、従来、Excelで集計していた業務を削減し、経理業務の高度化を図りつつあるという。
「業務の標準化とデータの一元化によって、経営管理に必要な情報が早期かつ正確に把握できるようになった。手作業の削減によって業務生産性が向上している。今後、業務をSAP側に寄せながら品質をより高めていく」(CCT)
現在は、S/4HANA Cloudに加えて、周辺機能の開発ツール「SAP Business Technology Platform(BTP)」やBIサービスの「SAP Analytics Cloud」を活用しながら、新たなスキルの獲得に取り組んでいる。「海外事業の拡大およびプライム市場での上場に向け、効率的な業務運営や、高度な意思決定を支える基盤として活用していく」(同社)としている。
基幹システム / SAP / S/4HANA Cloud / SIer / Fit To Standard / クラウドERP / ERP
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